20191016

最近本をつくっています 2019年の100日記,



朝7時、いつもの喫茶店で、「ホット(コーヒー)」を注文し、いつも通り「フレッシュ(ミルク)無し」で、バタートーストと、ゆでタマゴがテーブルにならぶ。食べる順番も決まっている。まずはタマゴに塩をひとふり。(かけすぎるなと、ばぁさんが口うるさいから、ひとふりで我慢する。)それから、トーストをひとくち齧ると、だいたい満たされた気持ちになる。さぁさ、今日の仕事に取り掛かろう…。老眼鏡をかけて、今日の一冊を取り出す。朝の読書を日課にしたのは、定年する前の年からだから…もう23年か。市の図書館に行って気になる本を探すようにしている。細かい字はダメだ、読めたもんじゃない。いつも本を一冊と手帳を一冊持ち歩いている。最近、文字を追っていたはずが、ついボンヤリして眠くなってしまうことがある。困ったものだ。それで、読んで気に入った文章を手帳に書き写すことにしたんだ。1年の終わりに書きためた言葉をまとめて、孫に渡すことにしている。あいつももっと本を読むといいんだが…。さぁ、コーヒーが冷え切らないうちに今日の作業分を追えなくてはならない。アァイソガシイ…。


そんな風に、朝の喫茶店で一章づつ読んでもらえるような本を作りたい。私の空想。

その年代の人が手に取ってくれるのはどんな本だろうか。タイトルは?表紙は?どこに置いておけばいいのか。やっぱり図書館かな。喫茶店にも置いてもらえるといい。おじぃちゃんから孫へ(働きはじめたばかりの忙しくしている孫へ)、手渡したくなる本であってほしい。「いま仕事が忙しくて、正直、本とか読んでる時間ないんだよ、じぃちゃん。」ってめんどくさそうに答えたその人が、それでも手にしてみたら気になって、とりあえず自分の鞄に滑り込ませるような。そんな本がいい。70-80代と、20代の両方にささるような。そんな本。

#最近本をつくっています

「from making a book to letting people read it, 本を作ってから読み手に届けるまで,」の記録

No comments:

Post a Comment