20190627

ケーキ持ち込み可 2019年の100日記,

名古屋まちあるき、マンション立ち並ぶソッケナイ印象の通りを歩いていたら見つけました、きゅーんとなるお店。外観で気になって、たまらずドアをあけたら正面にちょこちょこっとモコモコっとしたシルエット。可愛いシュークリーム全6種。コンクリートカウンターの上に並んでました。ショーウインドーの中のケーキも、シンプルながらも日本で見かけない感じ…(オーストリアのバースデーケーキっぽい!?)気になる。最近オープンしたばかりだそう。店員さんがとても朗らかにたくさんお喋りしてくれて、(ケーキ作りで大事にしていることは何かだとか)、とても楽しかったです。

お店を出たら、まちがもう違って見える。10分前までソッケナク見えてた通りはもう、人の気配のするあたたかい通りになっていて、見知った馴染みの通りのような気分になる。


テイクアウトしたシュークリーム、ご近所の喫茶店に持ち込み可なんだって!ケーキ持っていくとお皿出してくれる。そんなシステムはじめてかも!?おもしろい。系列店というわけでなく、ただご近所さん。店主さん同士いい関係築いているんだろうなー、とほっこりしました。


今まで食べたことない新しい味!の、ちっこいカヌレ。ラム酒がかなり強めの大人の味わい。それとほうじ茶シュークリーム。ご馳走さまでした!また訪ねたいお店です。

自転車修理というカルチャー 2019年の100日記,

青い自転車。今までありがとうの気持ちを込めてメンテナンスに連れてきました。名古屋の cultureclubさんへ。

あちこちなおしてもらってピカピカしているのがこちらです。(自分でもタイヤの歪みとりに挑戦してみたよ!ワークショップに参加したのです。) ハンドルバーは「SimWorks by NITTO」さんのオリジナル、国産の製品です。


「多くの企業の考え方は高利益体質化を目指した国外への製造拠点の移行なのですが、創造の観点から語るとアイデアの近くにいつも製造の現場があると言うことは、豊かな製品を生み出すためにも非常に大事なことだと思います。日本というちいさな国の中でまだまだモノを作っていこうと考える人々もいます。僕らのアイデアと日東の製造技術が組み合わさるととても素晴らしい化学反応がおこります。そんな使い手にとって豊かさを感じれるプロダクツをシムワークス バイ 日東でしっかりと作り上げています。(sim works Webサイトより引用)」

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もともとえりつぃんが乗っていた自転車に、私も乗らせてもらって長野で4年ほど。日々のコインランドリーへの行き来に欠かせない足となってくれた自転車です。ある時は温泉へ。またある時は、額縁をたくさん買って運んできたり。業務用ホームセンターへ行き、漆喰や桂砂(つまり砂!)など重い買い物後の荷物を背負って40分漕いだのも良い思い出。車を持っていなかった長野生活で、徒歩圏外エリアへの買い物に大活躍してくれました。ずいぶんとタフに乗り回してしまいました。(その上荷物運び下手で何度か転んでしまいました。ごめんなさい。)


私だけでなく、長野の私のとこに遊びに来て滞在してくれた県外国外からの友人も、長野のまちを楽しむのに使ってもらっておりました。(転んで帰ってくる人も…手提げ袋をハンドルにかけてるとタイヤに巻き込まれるようです。あぶないのでリュックにしましょう!)それで帰ってくるとだいたい「すごく軽いんだね!スイスイ焦げたよ!」と「乗りやすいね!」と何かとお褒めの言葉をもらっていました。たくさんの人をハッピーにして、よく働いてくれて、クタクタになっていた自転車です。カルチャークラブですっかりリフレッシュした様子!元気を取り戻したかな?

岐阜の町でもどうぞよろしく。

(もう転ばないよ。) 




20190625

トンボがいない 2019年の100日記,

It’s very interesting architecture and landscape. Nice one. The design successfully attracts many tourists from all over Japan. On the other hand, building up ‘eco system’ seems not easy.
My father in law pointed out that
”There are some butterflies but no dragonflies. “

世界観の作り込み具合がすごい! 広場に立った瞬間うわぁっって心踊ります。建築とランドスケープの楽しさをこれでもか、と見せてくれる。国内からの観光客が集っている様子。
一方で、人工的に里山の生態系をこの場で再構築するっていうのは、なかなか簡単ではなさそう…

蝶々はいるけど、トンボがいない。
そう聞くまで気がつかなかった。不自然な生態系。

滋賀県。




20190619

松本滞在記 2019年の100日記,

毎月一度通う町。
長野県松本市にて。
親戚の集まりみたいな雰囲気の、持ちより晩ご飯、兼テレビ鑑賞会!NHKの「美の壷」というテレビ番組に、栞日さんが出ているというのでワラワラ集まりました。「テレビが家になくて、普段見ないんだけど、あの人が出るっていうから集まって、みんなでテレビ番組見る」っていうのもなんだか、昭和初期の風景みたい!?


野菜スティックにフムスと甘酒ディップ、野菜マリネ、ナスとアボカドのサラダ、ポテトコロッケ、カボチャのコロッケ、春巻き、ドライカレー、ラクサ、カオマンガイ、食後にハンドドリップして入れたコーヒーとチョコレートケーキとジャズ羊羹。それにアイスクリーム。ご馳走!一周全部味見したらもうおなかぽんぽんです。料理上手な人達がそれぞれ色々作って持ち寄った食卓!どれも美味しくて最高でした。



春巻き巻く人と、カボチャコロッケ揚げる人。衣つける前のじゃがいもコロッケがころころ並んでる!


私も、台所をおかりして。鶏肉煮てる鍋で茄子も煮て横着。美味しくなるだろうと思いついて放り込んだ茄子、案の定、いいお味に。煮汁をたっぷり含んだ茄子は、冷やしてアボカドとミョウガと和えてサラダにしました。

それから、久しぶりにラクサスープを。タスマニア在住時に、マレーシア人の友人が作ってくれたメニューです。デッキーさんがハーブ色々育てているので、摘みたてフレッシュなミントたっぷり使わせてもらいました。タマネギとキュウリもたくさん刻んで…!爽やかでシャキシャキしたトッピングと、クリーミィでこっくりしたスープの組み合わせがたまりません。足りない材料あれど、そこそこいい感じにしあがりハッピーです。懐かしい味わいでした。

お隣でわいている湧き水を使ってのお料理です。湧き水が町中にあるってすごく豊かね。

料理は楽しい。



20190618

昔からそこに描かれていたかのような 2019年の100日記,

日に焼けて色褪せたような雰囲気で。山の絵、まるで昔からそこに描かれていたかのような。




壁画としての耐久性を考えて、画材はアクリル絵の具をチョイス。ただし山山食堂の店主さんの好みの「淡い透明水彩絵の具でふわっと描いた」かのようなニュアンスづくりを工夫しました。壁画は絵の具が垂れやすいので(絵の中にタラーーっと絵の具が流れ落ちていきがち)、粘度もある程度必要。悩ましいところ…。さて、使用したアクリル絵の具は4色(山山食堂のペンティング用に考えて選んで購入したもの)を、混ぜ合わせての繊細な色づくり。古道具や古雑貨を多用した店内に合わせて…内装に使われている色をピックアップして、色をつくり、絵の中に落とし込んでいきました。主張しすぎず、気持ちよく馴染む、山の絵、まるで昔からそこに描かれていたかのような。

長野県松本市List (リスト)内の「山山食堂(さんさん食堂)」の為のウォールペイント。ぜひお店でご覧下さい。
*List は山山食堂、古道具燕、栞日分室、3つのお店が入っている建物です。

20190609

川原はまるでオモチャ箱 2019年の100日記,


川原はまるでオモチャ箱。遊びがたくさん。5歳になったばかりのこと川原へ。石の塔が立ち上がりました。写真中に3つあります。


6月の川原にて。石積み遊び、と、ほら吹き。梅雨入り後の晴れ間、強い陽射しの下

20190605

夢のおうち。ツノハウス。2019年の100日記,



2014.5.22. “MAKO’s Dream house for myself” 

2014年のはしり描き。夢のおうち。

「裸で泳いでも怒られないプライベートプール・スナメリとか泳いでる」以外は、意外と今暮らしている「ツノハウス」で叶っているのかもしれない。「ぜっけい眺めながら絵をかく」場所もあるし、「野菜育ってるベジガーデン」直結の「だいどころ」も。壁一面本棚も、ただ今準備中。

カタチもなんだかこうツンとツノっぽいしね。



こちらは
2017.12.24 Mako’s dream office.
ドリームハウスに続いてドリームオフィス。「自分が仕事に集中できる部屋」のほかに、「私の楽しい時間お裾分け!する場所とサービス」を用意。

一階はいろんな人が立ち寄れる場所。屋外は、お子様大歓迎のファミリー向けピクニックスペース。原っぱとウッドデッキを用意。野菜のおかずテイクアウェイできるお惣菜屋さんオープン。原っぱやデッキの好きなとこで食べてもらう。今夜の夕飯にと家に持ち帰ってもらうことも可能。

室内に入ると、スンッと背筋が伸びる空間。
「大人のための喫茶スペース」、こちらは静かに時間を過ごせる人だけ。お茶とコーヒーと少ない飲み物メニューで迎える。この案は「大人のための学習室」という名になったりもする。普段挑戦しづらいちょっと小難しそうに見える本などを読む場。時々ここで、哲学や数学を楽しむライブイベントをひらく予定。「物販のお店」「アトリエ併設のギャラリー」にもアクセス可能。


普段のお店の様子や、イベントの様子を眺められる二階。開放的な吹き抜けのウッドデッキに、感じの良いソファーを置いて打合せスペース。こちらはお仕事関係者のみ入れます。さらにその奥、鍵のかかったお部屋が完全プライベートな私のオフィス部分。

B&B部屋がお店の奥に(2枚目のスケッチ)。シャワールームとベッド。年に数組海外から私を訪ねて来てくれる友人とその友人の為の部屋。紹介制の、ちょっとハードルが高いB&B。自分探し中の大学生のための、夏休み限定住み込みアルバイトに使ってもらうのも良いかもしれない。ただしこちらも一見さんお断り。

これらの要素を「円柱をごろっと床に転がしたかたち」の建築とその周りのランドスケープの絡まる中でまとめる。コルゲートパイプを使うつもりでいる。(2枚目イラストのメモ見てもらうと想像できるかしら?) 

スケールや、それぞれの部屋の配置などチマチマ考えているので絵もチマチマしている。ドリームハウスほどドリーミィな絵ではないけれど。その分現実的。アトリエショップを実際に運営し暮らす中で、「あともうちょっとこうできたらいいのになー」と思った「夢」なのでずいぶん具体的。だからこそ(!?)いつかナチュラルに実現できる気がしている。

「どこか一部分でも真子と似た要素を持っている人」だったら、ここで少し時間を過ごしたら、「ちょこっと気持ちが楽になる」そんな場所。「他人をちょこっとだけ受け止める場所」。
(今は、もうちょっと違う「受け入れ場所」の要素も付け加えなきゃいけないなと思っていて、それをどうしたらいいのかが具体的にイメージできないでいる。あと、ちょこっとの、ちょこっと具合も大事。)

2年前に描いた夢のオフィス 

子供とお年寄りと植物の壁画 2019年の100日記,



Drawing by #makopenandpaper ・
My artifact was set up at welfare composite facility of nursery and outpatient Long-Term care for dementia patients. The facility is going to start their services in middle of June - in 3days- in 2019.

《みんなのお家岐南/ぐるんぱルーム》
(認知症対応型デイサービス+企業主導型保育園。)
無事竣工しまして、昨日今日と、お施主さん主催の内覧会がひらかれております。建築家 大建metさんと、造園家の園三さんがつくりあげた世界がとても魅力的!私の絵もそっと、添えさせてもらっています。

実のなる木を植え、畑も田んぼもある豊かな庭。いつ何が収穫できるのか、を示した栽培カレンダー兼、施設内マップを描きました。重ねて、「お年寄りと小さな子どもたちが、共に時間を過ごす場所」というお施主さんのイメージを絵に描いています。じーーといつまでも眺めていられるように、たくさんの小さな物語が、一枚の絵の中に編み込まれていますよ。施設を利用する方や、スタッフの方が日々を楽しく過ごす為の小さなヒントのひとつに使ってもらえたら嬉しいな。

3歳以下の小さな子どもの保育園ということで…普段なかなか描くことない小さな子どもの絵を描くにあたり、友人や家族のお子さんにモデルさんになってもらいました。ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございます。動きや姿勢、目から鱗でした。ヨガの先生もビックリな身体の動きをしてたりするものですね!

こんなに小さな子を、こんなにたくさん描いたのはじめて!です。毎月スケッチしている「まつもと古市」に現れる3歳以下の子は大抵ベビーカーに座って寝ているか抱っこされていますからね。今回なかなか楽しい絵描き作業でした。

ドローイング作業途中の様子です。
建築士さんからおかりした建物平面図と、造園屋さんからおかりした植栽図面と、私がイラレでかいたカレンダーを重ね合わせて印刷。出来上がりサイズに印刷したものをそばに置き、見比べながら、本番…シナベニヤ板の上にカタチをとっていきます。行ったり来たり見比べながらの作業




植物ドローイングは、下絵なし。ガイドラインにとらわれることなくのびのびと伸びていく線画の枝葉に、たわわに実るブルーベリー。梅の実。イチジク。ブラックベリーの花が咲く。考えて描くというより、手に宿った脳みそに託して。板の上をペンが走るに任せます。



 《みんなのお家岐南/ぐるんぱルーム》
建築:大建met
構造:なわけんジム
造園:園三
壁画:MAKO.pen&paper