20120430

Last day of April./四月最後の日




It was freezing day. Air suddenly grow in cold from last night. I think today is the coldest day in Tasmania so far in 2012. If sky had emotion and could talk to me, then today's clouded sky would be grumpy. It seemed there were less people around city. Few people walking across the center way arcade where I work at. Restaurant was not really busy, but somehow I felt tired. Nearly 4months has already past science I had graduated Master of Architecture at University of Tasmania, but I'm still working at same restaurant in arcade. The architectural translation office has accept me and my friends as registered translators, yet this job seems can not support my life at the moment. If I could earn enough money from what I have passion on and what I love to do, I would be really really happy. Not so many customers came to restaurant and I had too much time to think about my job, work and money stuff. 
A guy owns pasta shop opposite of our restaurant came - this friendly guy often come to our restaurant- and talked to me "hey, you looks tired." really? am I looks tired? That's not good. I remember one beautiful career woman in one comic says "No one want to ask women with tired face to work with. So you have to be always happy and show smile, if you want to get more career opportunity!" oops! I have to let myself to be more cheerful and energetic. 
When cold season came, this small town become less energetic and more and more quiet. People lives in Tasmania also seems became quieter in winter too. I'm the one became little bit depressed because of the coldness this morning. When I finished working at restaurant, I went to one of my favorite cafe, milkber and had a cup of coffee. Lucky I got free slice and its sweetness gave me energy to read and write English.  
凍えそうに寒い一日。昨日の夜あたりから急にものすごく寒くなった。いまのところ、今日が、2012年で一番タスマニアが寒くなった日なんじゃないだろうか。もし空に感情があって私と話せるのだとしたら、きっと今日のどんよりとした曇り空はとんでもなく不機嫌だろう。街中にでている人も心もち少ないような気がする。わたしが働いているセンターウェイ商店街を通り抜ける人もまばらで、先週に比べるとずいぶん少なくなった。レストランはそんなに忙しくなかったはずなのに、なんだかわたしはひどく疲れていた。タスマニア大学の建築学科の大学院を卒業して四ヶ月ほどがたったというのに、わたしはまだ同じレストランでアルバイトしている。建築翻訳を専門とする翻訳オフィスに、晴れて英語日本語の翻訳家としての登録が決まったものの、今のところ、これで生活を支えるだけ稼げそうにはない。今のところ。わたしが情熱を持っていて、大好きなことで、十分なお金が稼げるようになったらどんなにか幸せだろう。レストランにくるお客さんが少なかったおかげで、ふとした瞬間につい、仕事のことやお金のことなどをとりとめもなく考えてしまう。
うちのお店のむかいのパスタやのおじさんがやって来て(この愛想のいいおじさんはしょっちゅううちのレストランに遊びに来る)お喋りをしていった。「ヘイ。今日はなんだか疲れてないかい?」いやだ。わたし、そんな疲れた顔してたのかしら。よくないわね、それ。とある漫画にでてくる綺麗なキャリアウーマンのおねぇさんが「疲れた顔した女にだれも仕事頼もうとは思わないでしょ?」と言っていたのを急に思い出した。元気出さなくっちゃ、わたし!
空気の凍りつく季節になると、タスマニアのこの小さな町は元気をうしなって、だんだんと静かになっていく。ここに住んでる人たちも冬の到来にあわせて無口になっていくような気がする。朝の寒さでゆうつな気分になってしまうのだ。いまや、わたしも、そのうちの一人なんだけど。レストランの仕事を終え、お気に入りのカフェのひとつ、milkbarであったかい珈琲を飲むことにした。珈琲と一緒にフリースライスをもらって、なんだかちょっと得した気分。スライスの甘さが英語を読んだり書いたりするだけの元気をくれた、ような気がする。



Smell of coffee, sound of turning pages, and steam from espresso machine. Reading magazine at cafe is a part of my English learning. I have another purpose as well as studying. I now correct little ideas of wedding party for my important girl. She asked me to design and make a part of her wedding party. I'm more than happy to do that. I would like to help her wedding party to be special. 
The magazine I read at cafe shows lovely idea of wedding cake and bucket using 'words'. However, the text written on cake is not really impressing; ' the best and most beautiful things can not seen or even touched. The must be felt by the heart. Love...' hmm...It's not really nice....I believe quality of writing is highly important for this idea. I went to second hand book shop and had a look at poetry and play book shelf but I found nothing inspired me. 
珈琲のかおり、ページをめくる音、エスプレッソマシンからの蒸気。カフェで雑誌を読むことは、英語の勉強のひとつ、と位置づけて続けているんだけど、今回は別の目的もある。大切なある女の子の結婚式、披露宴のためのヒント集め。準備するの、いろいろ手伝ってね、作るもの全般(ってなんだ?)とか、よろしくね、って頼まれて。はい、喜んで!とウキウキしているところ。とくべつな日のお手伝い喜んでさせてもらいます。
今日カフェでひらいた雑誌にあった、「言葉」を使ったウェディングケーキとブーケの写真が素敵だった。だけど、そのケーキに書かれている文章が、なんだかどうにも、いまいちだ。「一番大事なものは、目に見えない、それどころか触ることだってできない。それは、愛。」うーん。なんだかな。しっくりこない。言葉をキーイメージのひとつとして全体をコーディネートするなら、その文章の質って、とっても大事じゃない。なにかもっと素敵な文章、なかったのかしら?カフェをでて古本屋に向かい、詩と脚本の本棚の前に立って、ぱらぱらと立ち読みして素敵な言葉を捜してみるも、今日見つけたどの言葉も胸にひびかなかった。


One the way to go back home, I saw lamp post was turned on. It was getting dark, although it's only 5pm.  Walking in windless cold of the evening, looking at gray sky and singing random songs. Landscape lost color and looked monotone to me. Shadow of anxiety that I haven't care about so far is now gradually growing larger. Cold weather drive my thought to negative direction. 
帰りみち、街灯にふっと明かりがともった。まだ五時だっていうのに、あたりは薄暗くなってきている。灰色の空を見上げ、てきとーな歌を口ずさみながら、風のない静かな夕闇の寒さの中を歩いた。景色は色を失い、モノトーンになってわたしの目に映る。どうしたんだろう、いままで気にしてなかった小さな不安の影が、なんだか大きく育っているような気がする。寒さがわたしの思考をネガティブな方向へと導いていく。

My depressed sad face turned to smile in just few seconds after I had came back to our house. Our living room was surprisingly warm. Heat pump's first day of its work in this season was amazing. Smell of frying vegetable filled house, orange soft lightning illuminated huge sharing room of our ground floor, and chatty happy time with my house mates. I felt like I has just came back to 'my home'. I was extremely happy and then smiled with voice; laughed out. My house mate looked at me with curious face impression. He might thought 'Why was Mako laughing? It's creepy.' I wish he didn't think that way though.    
ゆううつで、なんだかかなしくって、くもっていた顔が、家に帰り着くやいなや、あっというまに笑顔になった。驚くほど暖かいリビングルームがわたしを迎えてくれた。今期はじめて始動したヒーターは、ものすごくいい仕事をする。えらいぞ。家中にひろがる野菜を炒めているにおい、1階の大きな共同スペースを橙色の明かりが優しくつつみ、ハウスメイトとお喋りをする。チャッティーでハッピーな時間。'my home'だわ、ここ。ハウスじゃなくって、ホーム。そう急に実感したら、なにか暖かいものがこみあげてきて、たまらなく幸せなきもちになって、自然に笑顔に、いや、声をだして笑ってしまった。ハウスメイトが不思議そうな顔つきで、私のことをみていた。ひょっとしたら「こいつ、なんで急に笑い出したんだ?気味が悪いぞ」とかなんとか考えていたのかもしれない。そうじゃないといいんだけどね。


20120426

At house library with balcony. /バルコニーのあるハウスライブラリーにて


Bodhi wearing a flower of lavender on her blonds hair and Bucko playing football with George (stuffed wombat)  are smoking at balcony. Jay laying down and having relaxing time are next to me sketching at library. The library with balcony, this is my favorite place of our house. I love to be at here.
一輪のラベンダーを豊かなブロンドの髪にかざったボディと、サッカーをジョージ(ウォンバットのぬいぐるみ)と楽しんでいるバコは、バルコニーで煙草を吸っている。横になってリラックスしているジェイの隣にはわたし、水彩でスケッチをする。バルコニーのあるライブラリー、わたしの今すんでいる家のなかで、一番好きな場所。ここにいるのが大好き。

20120425

Sketches of wedding party for sweet couple. すてきな二人に贈る結婚式のスケッチ。


Sandhya dressed up in traditional dressed and shining colourful jewels, showed us beautiful smile.
This beautiful bride had invite me to Sunil and Sandhya's engagement and wedding party, and I did some sketches of the party as a present for the sweet marriage couple. Sunil and Sandhya, originaly from Fiji , lives in Australia was celebrated from hundreds of people who came from all around the world. 
伝統的なドレスを身に纏い、色とりどりに輝く宝石がゆれるサンディアからこぼれおちた笑顔。この綺麗な新婦さんから、婚約パーティーと結婚式に招待されたわたしは、幸せな二人へのお祝いとしてパーティーの様子を描かせてもらった。いつもどうりの、早くてラフなスケッチ、素描ですが、なんとなくの雰囲気を閉じ込められるように意識して。スニルとサンディヤはもともとフィジー出身で今はオーストラリアにすんでいるのだが、この二人の門出の為に世界各地から飛んできた100人以上の人々が集まった。



Gold, turquoise blue and crimson.  Color coordinate of the engagement party was impressive, becouse it's not the color I use to see at wedding ceremony in Japan. These colour are really suit on colourful traditional dresses on guests. Most of the guests wearing traditional dress which remind me warm air and sun shine.  Table cloth and glass were all gold and it showed beautiful contrast with blue flowers on the table. I remember the invitation card was also decorated b the blue flowers.
ターコイズブルー、金色そして真紅。なかなか日本の結婚式会場ではみられないような強い色彩が印象的。ゲストたちの身にまとう伝統的なドレスはどれも色鮮やかで、会場のカラーコーディネートと相まって太陽の光と南国の風を思わせる。テーブルクロスとグラスは金色で、中央に飾られた青い花々との対比が美しい。

















May each day of your married life bloom with the warmth of your love, care and togetherness!! Congratulations!





20120412

まちの弦楽器職人さん at 'Philip Smith Luthier"


大きな肩から伸びる太く逞しい腕がきびきびと絶え間なく動き、ごつごつとした指はしかし繊細にそして的確に、ささやかな膨らみから続く豊かな三次元曲線を確かめるかのように滑らかな白い木地の上をすべり、そうして長いこと締め付けていたのであろう金属のとめ具をはずすことでようやくその無垢な解放してやる。弦楽器に明るくないわたしには(あらあゆる楽器について詳しくあったためしはないのだが)、いま目の前に姿をあらわしたばかりの初々しいそれがバイオリンなのかビオラなのかはたまた別の弦楽器なのだかさっぱりわからない。大きさから言ってチェロやバスではなさそうだと予想できるだけである。名前も音色も予想できないのだが、ただただそのかたちの美しさと、Luthier(ルシアー)とよばれる弦楽器職人の迷いない動きにほれぼれと見入ってしまう。職人さんが弦楽器を作る、その動きそのものが音楽のようでもある。



タスマニアのロンセストンというこの小さな町に移り住み始めた最初の家から、もよりの食料品店にいくまでの通りに、この弦楽器職人さんの工房はある。うすぐらい部屋の中にならぶ弦楽器とその奥で動き回る職人さんを、通りからガラス越しに目を凝らして眺めては、なんともいえない高揚感を覚えつつ、ハウスメイトとシェア用の3リットルにもなる牛乳のボトルを抱えてこの店の前を歩いたものである。

歩きつくすことのできる小さな町に暮らすことの良いことのひとつは、自分の行動範囲外、分野外の世界との接点が、ふだんの生活の三歩先に唐突に、だけどごく自然に現れることであるように思う。小学校への行き帰り、通りがかりの人にみんなに挨拶をするように、そんな地域でわたしは育ったので、やはり、人と自然に声がかけあえれる距離の小さな町に住むのが性に合っているのかもしれない。「おはようございます」「こんにちは」「今日はいい天気ですね」「忙しい一日ですか?」おなじことを名古屋の栄あたりでしていたら、ちょっとおかしなこだと周りから敬遠されてしまうだろうし、わたしも一歩も前にすすめなくなるだろう。何しろ、とおりすぎる人がおおすぎるし、町の中の情報量もあまりに膨大だから、知らない人と話したり、知らない分野の知らない場所をいちいちキョロキョロしていたら身がもたない。結局、待ち合わせていた気の合う友達と会って、初めてだけど雰囲気のよさそうな、つまりなんとなく自分の世界観に合いそうだと予想のつくお店に入ってみたりする。大きな都市にはいろいろな違う人や場所があったとしたって、自分と同じ環のなかにいる煮たもの同士以外の人と話をしようとすると、けっこう勇気がいる。小さな町ではすべてが隣り合わせ。

とはいうものの、この弦楽器工房に足を踏み入れたのは最近のこと。それまではずーっと外から眺めるだけだったのを、妹がタスマニアに遊びにきたのをきっかけにふっと入ってみることに。お店の名前にもなっているPhilipさんという弦楽器職人さんは、静かな低い声の感じのいい人で、バイオリニストでも音楽家でもなんでもないわたしたちを迎え入れ、写真をとっても絵を描いてもすきにしていいと言ってくれた。ぽつぽつと、どこでどんな修行をしてきたのか、だとか、弟さんの話などを話してくれた。話しながらもとまることのないその手さばきと、できあがるかたちの美しさには溜め息がでそうだった。



Philip Smith Luthier
145 St John St Launceston, Tasmania







後日談。
弦楽器、なんて綺麗なかたちなんだろうと心奪われながらインターネットサーフィンをしていたら、また素敵な出会いがあった。ベルリン·フィルハーモニー管弦楽団(Stiftung Berliner Philharmoniker)のためのポスター。写真家Mierswa-KluskaさんにアートディレクターBjörn Ewersさんの手によるもの。鳥肌がたつほど綺麗。






<image sauce; "Showcase & Discover Creative Work." viewed 12th April 2012.
http://www.behance.net/gallery/ART-DIRECTION-INSTRUMENTS-FROM-INSIDE/340016 >



20120409

sappy: full of unnecessary emotion. - 英語の勉強、わたしの場合/How I'm learning English.


わたしの家に来て、一週間ほどここタスマニアに滞在していた妹が日本へ帰っていった。深夜12時ごろ帰宅予定らしいのだがその翌朝にはもう仕事、年度始まりの会議があるのだそうだ。なんともパワフルな妹だ。そもそもタスマニアに来る飛行機に乗ったのも、地元のハーフマラソンに出場し、20kmほどを完走したその日である。信じられない無茶をするものだ。ハーフはおろか10kmだって走りきる自信のないわたしの目に、妹はときに不思議ないきものとしてうつるのだ。そしてこの妹、おねぇちゃん(つまりわたし)のことが大好きで、なかなか可愛い。そしてわたしも妹がけっこう大好きだったりするのだ。タスマニアの空港で日本へ帰る飛行機を待つ妹が、ぼろぼろっと涙を落とし、はなをぐずぐずさせ、こどもみたいに泣き出すものだから、わたしもたまらなくなり、その場ではこらえたものの、空港前で待機していてくれたハウスメイトの車にもどるやいなやすぐ号泣してしまった。

このままだとわたし、あまりに「SAPPY」な文章を書いてしまいそうなので、妹の話はとりあえずここでおしまいにする。

ところで、SAPPYとういのは先月、3月に覚えたばかりの英単語だ。わたしのハウスメイトにして英語の家庭教師でもあるバコに「真子、その言い回しはSAPPYだから使わないほうがいいよ。」とアドバイスされ「SAPPYってなによ?」というはなしになった。「SAPPY」とは「 full of unnecessary emotion.」のことで、バコに忠告されたわたしの言い回しは、背筋がむずがゆくなるような大げさな、つまりクサイセリフだったらしい。ということでSAPPYな、ぞぞぞってするぐらい大げさに感傷的で読んでるほうが恥ずかしくなるくらいクサイ文章を書くのをさけて、今回はわたしの英語の勉強方法について紹介したいと思う。とはいえ、英語を勉強したい全ての人に向けての役に立つ話、など書ける自信もなく、英語はこうやって勉強しなさい、とえらそうに説教するつもりもさらさらなく。ある一人の日本人が海外生活をつづけながら今も英語の勉強にとりくんでるんだなっていう奮闘記のつもりで、ふぅーんと軽く読んでくれれば嬉しい。

海外生活三年が過ぎて四年目。まだまだ自分の英語には至らないところが多く、今も意識的に英語を勉強しつづけている。とはいうものの、わたしは「文法を学ぶ」とか「単語の暗記」とかだと、どーしてもすぐ、「つまらなーーい!もーやだーー!!」と投げ出してしまいがち。続かない。ストイックになりきれない。楽しくなくっちゃやってられない。そんな私が三年間ずっと続けているのは、「真子のカフェ勉強法」と自分で名づけた、ゆるく楽しい方法。

まずは、タスマニア、ロンセストンの、まちのカフェにいく、珈琲を頼む、居心地のいい席をみつけて座る。なにしろけっこう長く滞在するので、おしりが痛くなるような椅子をえらんじゃったら大変だ。もちろんカフェの選び方だってだいじ。長居する客をあからさまにいやがって、追い出そうとプレッシャーをかけてくるところだって、当然たくさんあるわけだから。どこのカフェがいいかはまぁ、試しているうちにわかってくる。さて、落ち着いたら、カフェにおいてある新聞にさーっと目を通す。新聞の記事は短くまとまっているし、明確にかかれている文章なので読みやすくって、英語学習中の人がまずトライするものとしてお勧めだと思う。なんてえらそうに言ってるけど、タスマニアに着たばかりのころは、正直、ひとつの新聞記事を読むってだけで、そうとうしんどかった。読みきる前にあきらめちゃって、大きな見出しの一行ばっかりを読んでた時期もあった。なんとか記事を読み終えた時だって、結局その記事がなにをいっているのか良く分からないなんてこともあった。だけどいつの間にか、自然にさらさらっと新聞を読んでるいたりして、「あら、わたし、今、読んでいたわ」とかなんとか自分でおどろいた。
ちなみに、日本にいるときは「英字新聞」=「おしゃれな小道具」に見えていた。かわいい雑貨屋さんやお花屋さんが英字新聞を包み紙につかうのをみて、すてきだなぁーなんて思っていた。あの「おしゃれな紙」がいつのまにか「読む対象」である「新聞紙」になっている!と気がついたときったら、ほんとに感動ものである。アルファベットのならんだかわいい紙が、昨晩の放火犯についてを伝える新聞紙になったのである。あのときの感動って忘れがたくて、いまでも時々思い出す。

実は「新聞を読む」っていうのは受け売りにすぎないんだ。タスマニア大学でインターナショナルの生徒たちに英語を教える先生が「毎日新聞をよむっていうのを習慣づけちゃって続けると、英語の基礎力が確実にあがるよ。珈琲を一杯飲む、とか朝ごはんを食べるときに、とか、そういうのとセットにすると毎日の習慣になりやすいわよ」と。今では、カフェで珈琲をのむときには、まず新聞を広げるというのがすっかり習慣になった。カフェで珈琲飲むなんて高いじゃない、それをやめて家で珈琲飲めばずいぶん安くなるのに、っていう指摘をされることもあるし、自分でも時々思うんだけど、いまのところ結局「新聞はカフェで読む」というところで落ち着いている。
日々のアルバイトでぎりぎり生活費をまかなえるくらい、しか収入がない、決してお財布に余裕があるわけではないわたしなのだ。贅沢していたらバチがあたるわ、とカフェを絶ち、新聞を毎日とっていて家で読んでいでた時期もあるんだけど、こちらの配達方法が日本に比べて雑なことからお隣さんやご近所さんとちょっともめたこともあったし、毎日の新聞が積み重なってしまったときのゴミの量ったら半端ないし、めんどうなことが多かった。それに毎日とっていてって新聞は一部2ドル弱払わなくっちゃいけない。珈琲は3ドル50セントくらい。プラス1ドル50セントでおいしいプロの珈琲が飲めて、いい雰囲気の場所でゆったり過ごすことができる。悪くないんじゃないかな、なんて、ちょっと自分を甘やかしている。

新聞を読む場所をカフェにすることの利点は、気分転換が簡単にできるっていうこと。英語の文章を読んでいて疲れたなーと思ったら、目をあげてまわりの景色や、向かいに諏訪手いる人などをスケッチして過ごすことにしている。手を動かして絵を描くのはリフレッシュにちょうどよく、カフェだと描く対象もいろいあって飽きない。一番面白いのは入れ替わり立ち代りカフェにくる人だったり、とおりにたむろしている人だったりするんだけど。人間観察とスケッチを楽しんだらまた、新聞を読むのにもどる。それから今度は雑誌をパラパラみてみたりする。雑誌のほうが、記事が長かったり、こったいいまわしや、流行の言葉遣いなんかをしてる場合があるから新聞よりちょっと難易度があがる。とはいっても、カフェにおいてある雑誌はかるい内容のものが多いので、そんなに難しくかんがえることもない。女の子向けの雑誌は、流行の服のことや、インテリアのこと、男心をつかむにはどうしたらいいのか、とか、女のキャリアと結婚について、それから星占いなど、あれ、日本の雑誌と同じような項目がそろっているのねといった感じだ。大学で、小難しい学術論文をいくつか読まなきゃいけなくてストレスたまったときは、「男を落とすテクニック!」のような軽いノリの雑誌の記事を読むことで、ずいぶんリラックスできた気がする。

さて、新聞、雑誌と目を通した後、自分の元気と時間と相談して、まだいけるようだったら、こんどは英語の本を読む。本、とくに小説なんかは一番難しいように思う。新聞や雑誌と比べて、いいまわしが独特だったり、小難しい単語をつかっていたり、複雑な文章のつくり方をしていたりするからだ。英語の本は一冊いつもかばんに入れて持ち歩くようにしている、日本語の本はもちあるかない。2011年は、学校の課題とはまったく関係のない恋愛&歴史小説を一冊いつも持ち歩いていた。結局それを読みきるのに、ほぼまるっと一年かかってしまった。日本語の小説がを読むスピードに比べたら、あまりに遅くていやになるが、それでも、一冊趣味の本を英語で読みきれたときには、ちょっと感慨深いものがあった。今は、わたしのハウスメイトがすすめてくれたヘミングウェイの本を持ち歩いて、ちまちまと読みすすめているところだ。カフェによっては本をおいてあるところもあるから、それを手にとって見るのもおもしろい。

新聞にしろ、雑誌にしろ、それから小説にしろ、気になる記事や、気に入った言い回しは手帳にメモするようにしている。
これもまた受け売りなのだが、「正しい英語」を「書き写す」というのも立派な勉強法のひとつらしい。ただその際気をつけることは「単語単語づつチラチラ見ながら書き写す」のではなく「ある程度まとまったかたまりを、一度頭のなかで復唱しておぼえ、一気に書き写す」ようにすること。ほんの数秒だが、英文をまるごと暗記して、それを書き付けるようにする。たったこれだけのことだけど、積み重ねていると、どう英文がなりたってるのか、とかを自然に理解できるようになるのだそうだ。


こうしてカフェで珈琲を飲みながら、新聞、雑誌、そして本を読んでは、ときどきそれを書き写す、という単純なことをずーっと、続けている。だいたい、1~2時間といったところか。そもそも日本にいるときから、喫茶店、カフェで珈琲を飲んで一息、雑誌や漫画をぱらぱら見るっていうのが大好きだったから、その延長のようなもの。ただ、読むものが全部英語、というだけ。わたしにはしっくりくる、まったくストレスにならない、楽しい勉強方法なのだ。ほんとに、ほんのちょっとでもストレスを感じたことがないのだ。合っているんだろうな。

例えば、これは、ある日…3月14日のノート。
このカフェの珈琲に添えられていたスプーンがあまりに可愛らしかったので、スプーンをかくところからはじまっている。


そして雑誌。「smith journal」なんて初めて聞いたぞ、と思ったら、これが第一号らしい。表紙にタイプライターがたくさん並んでいて、なんだか可愛らしかったのでつい手にとってみた。特集は"typewriters & the men who loves them.タイプライターと、それを愛した男たち"だった。あら、なかなか面白いわと、抜粋してきになったところを書き写す。"...... Using typewriters reminds us of un era when gentleman still remembered how to write in full wards, and ....."


タイプライターを愛した男たち、の一人としてヘミングウェイが紹介されていた。ヘミングウェイ!そこでわたしは雑誌を閉じ、自分のかばんの中からヘミングウェイの小説をとりだす。そうか、この本はタイプライターで、つまりは、コピーペースト、コマンドzができないなか、書かれた文章なのねとおもうとなんだか感慨深い。よし、それじゃぁ、この「タイプライターを愛したジェントルマン」の文章をちょっと読んでみますかね、という気分になって本をひらくと、ジェントルマンとはとても言いがたい荒っぽい言いまわしばかりが目に飛んできちゃったので、ぷふっと噴きだしつつ書き出してみた。
"Get the wax out of your ears and hear what I say the first time."
"He sure is mean son of bitch, Jackson thought, and he can be so God-damn nice."


この号ですっかり「smith journal」が気にいってしまったわたしは、もちろん第二号もチェック。ちなみに第二号は、かわいいぶたさんが表紙だった。



こちらはLARCという建築、都市デザイン研究所に併設されたカフェAMERIA。建築やプロダクトデザイン、写真やアートに関する雑誌はここにそろっている。
「DQ -Design Quarterly 」という雑誌では、日本が誇るデザイナーの吉岡徳仁が紹介されていて、ちょっと嬉しくなりながら、どきどきして読んだ。


他には、たとえば、使い捨てのカップで珈琲を飲むのと、カップで珈琲を飲むのと、ほんとうはどっちが環境にいいんだろう?"Is it more environmentally friendly to drink from a disposable paper cup, or to drink from a mug and then use a dish washer to clean it? "っていう記事だったり、ソーシャルネットワークをビジネスに有効に活用するには?みたいな記事だったり。

それから、心に傷をおった子供たちを癒すアートプロジェクトのこと。Gucchiのサポートをえて、ACF(Australian Childfood Foundation)がおこなっているheat felt Therapy Programの紹介。子供たちにシンプルなひとがたの布人形をプレゼントする。それぞれの子供が好きに飾り付けたり、ペイントしたりして自分だけのオリジナル人形をつくることができる。そのプロジェクトと、それぞれの子供のストーリーと、じっさいにそのこたちのつくった人形の写真にひきつけられて。ものすごく心に残った記事のひとつである。だから、この記事のタイトル"To you it's just a doll. To her it's a gift of hope."もしっかり頭に刻み込まれた。





"To you it's just a doll. To her it's a gift of hope."この言葉が強く頭に残っていたから、家に帰ってきてから使ってみたんだ。そしたらわたしのハウスメイト、文学と哲学、言語学を愛するオーストラリア人が「いやいや真子、それはちょっとSAPPYすぎるから、使わないほうがいいと思うよ」と言うではないか。きょうの日記の書き出しのところにもどるわけなんだけども。sappyとは full of unnecessary emotion.のことで。
「え。でも、使うんでしょ?この言い回し、だって雑誌で使ってたよ」と言い返したら「何の雑誌?それ?綺麗な英語を覚えたいんなら読む雑誌も選んだほうがいいんじゃないかな」と厳しいご意見。たしかに、その記事は、若い女の子向け女性ファッション誌、この秋絶対買いたい60のアイテム!のような特集のある雑誌にかかれていたもの。ふーむ。そうか、いい英語を書くようになりたかったら、読むものも択ばなきゃ、かぁ。確かになぁ。
わたしの英語修行はまだまだ続きそうだ。



20120407

煙草すう男の手/ Hand of smoking guy


私は煙草をすわないし、ほんとうのことを言うと、隣にいる人から煙草の臭いがするのだって嫌いだ。だけど時々、煙草をすう男の手の動きに目が吸い寄せられてしまうときがある。この絵は一緒に住んでいるハウスメイトなのだが、彼の煙草をあつかうときの丁寧な手さばきは一見の価値があるように思う。このヘビースモーカーな友人とともに、煙草の臭いすら嫌いな私は今、本を一冊つくっているところ。そのうえ、本の題名は、「Cigarette Meditations.」日本語に訳すと「 煙草の瞑想」だ。

I don't smoke. Moreover, I actually do not like smell of cigarette from people around me. However, I sometimes can not help myself to stop watching how people smoke. This guy whom I've sketched is my current  house mate. How he treat his cigarette is worth to have a look. It's somehow elegant. This my friend who loves smoking and I who don't like smell of smoke are now making a book together. I'm quite excited because the book is nary done. Can you imagine the title of our book? The title is "Cigarette Meditations." 

20120405

Our house got new friend, lovely little one!

Our house got new friend. Look at this lovely little yellow one!



I made budgerigar by nanoblock that my sister brought from Japan.
Isn't she so pretty? I decided to call this baby bird 'little princess'.
She has just been born today. 
Every world around her was fresh, new and interesting. 
Flapping and flying in our house. 
"Where are you baby?"



There she is!
She is in our sharing book shelf in library.


"What did you find my little princess?"
She is on the book "Speak, memory" written by Nobokov.
 "Would you like to read this book?"



Chapter one
"The cradle rocks above an abyss, and common sense tells us that 
our existence is but a brief crack of light between two eternities of darkness."


"Hey hey, you don't need to run away from me. I understand your feeling, little princess. 
Nobokov's writing is little bit too difficult to enjoy, isn't it?
I also tried to read this book but I stopped to read it on P14.
My house mate who love Nobokov so much had  recommended me to read it for learning beautiful English, 
but I couldn't continue reading at the moment.
Too much difficult new words in one sentence.
He does love Nobokov so much."
I tried to talk to the yellow baby girl, but she seems not interested to listen. 


Our terrace attached to library has fascinating view.
We can look down city between trees, and mountain lays down far away.


"Would you like to fly around our garden?
If it is too scary for you, I would like to take you to down stairs and show our garden.
It's ok. No worry."


Good girl.
I would like to introduce little princess to George who is sitting on a blanco. 


I have been friend with him science March in 2009 .
3 years has already passed. Time fly.
George is Tasmanian wombat.
He was born in Tasmania, grown up in Tasmania 
and has never been out side of Tasmania.
He is innocent and honest good boy, so we can be friend 3 years.


Little princess seems so happy all the time.
Hopping from leaf to flower, flower to leaf.


"smell yummy!!"


Oops! Careful!
Don't fell off.
I'm making vegetable soup, but
I don't want to see chicken soup on dinner table tonight!



20120404

イースターうさぎに出会う。/ I met Easter bunny at cafe.


まちのカフェでイースターうさぎを見つけた。
うさぎは新聞を読みながら珈琲を飲み、おいしそうなタルトを時々ほおばっていた。
もう一匹のうさぎは床に置かれた大きな白いかばんから身をのりだしていた。
二日酔いもはなはだしいといったかんじか、パセティックで、私のハウスメイトを思わせる。

I met Easter bunny at cafe in city.
The bunny was reading newspaper, having a cup of coffee, and tasting tart that looks yummy.
Another bunny did look pathetic like drunk person who is pretty much "Done cook da".

20120402

三月の読んだ本リスト・My book lists in March.

3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2422ページ


暇と退屈の倫理学暇と退屈の倫理学
すっごく面白かった!脳みそに汗かきそうになりながらも、どきどきしながら、じっくり読みました。自分自身過去に考えたこと感じたことを、哲学の言葉をかりて再考するチャンスをいただいた感じです。キッカケのたくさん詰まった本でした。読み終えてようやく、どうして今私が日本に帰りたくないのか、が明確になってきたような気がします。本は読み終えちゃったけど、まだこれから考えたいことがたくさん。だから、参考文献をしっかり紹介してくださっているのも嬉しいです。さらなる思考への扉、ジャンプ台としてすばらしい本だと、私は思います。
読了日:03月25日 著者:國分 功一郎
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
読了日:03月09日 著者:歌野 晶午
アフターダーク (講談社文庫)アフターダーク (講談社文庫)
読了日:03月08日 著者:村上 春樹
ダブル・ファンタジー〈下〉 (文春文庫)ダブル・ファンタジー〈下〉 (文春文庫)
読了日:03月08日 著者:村山 由佳
ダブル・ファンタジー〈上〉 (文春文庫)ダブル・ファンタジー〈上〉 (文春文庫)
読了日:03月08日 著者:村山 由佳
BookshelfBookshelf
読了日:03月05日 著者:Alex Johnson
指先の花―映画『世界の中心で、愛をさけぶ』律子の物語 (小学館文庫)指先の花―映画『世界の中心で、愛をさけぶ』律子の物語 (小学館文庫)
読了日:03月04日 著者:益子 昌一
続・森崎書店の日々 (小学館文庫)続・森崎書店の日々 (小学館文庫)
読了日:03月04日 著者:八木沢 里志

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター