20140813

お手紙マガジン-展示会場で考えたこと-


8月10日より 開催している 【NAKANO meets TASMANIA】展
会場のKANEMATSU(長野市東町207-1)内にあるギャルリ・カネマツに終日居ながら
あれやこれやと考えごとをしている毎日です。
この空間がとても居心地が良くて、落ち着いて閉じこもっていられます。

じぶんの気に入っている好きなもので構成されていて、
わたしが好きだな、いいなと思った人たちに協力してもらって
珈琲やお茶だしてもらったり、ご飯つくってもらったりしているわけで、
そういうものに惹かれてやってくる人、集まってくる人もどこかしら似たものをもっていて
だから居心地がいいのも当然ですね。わたしが一番しあわせものなのかもしれません。

展示の初日に「ものがたりのお茶会-Storytelling Tea Party」というイベントをひらきました。タスマニアから来た詩人Storyteller Spinksとともに行う、「語り」のイベント。羽八夏ちゃんのアコーディオンをオープニングミュージックに、Cozy&Rosyの紅茶、喫茶ヤマとカワの珈琲や藤田九衛門商店さんの鯉焼きなどを楽しんでいただきながらのイベント。
想定していたよりも多くの人が来てくださいました。大半は長野市でわたしが出会った長野在住の人たち、それからCozy&Rosyのファンの方(長野市)、ほんの少し街中でポスターをみたよ(長野市)ってドキドキしながら足を運んでくださった人(後の展示では、新聞の記事見て訪ねてみましたという人も)、それからずっと以前から私を知っていた人(前の展覧会に来てくれた人や、お仕事させてもらった人に友人など)が大阪や東京、名古屋から!しかも台風接近中で交通の便がわるいなか。特に名古屋ー長野間の特急しなのの終日運休、西からのアクセスが悪くとても不便な状況。東京経由の新幹線に切り替えてきてくれた人、車運転して名古屋から日帰りで駆けつけてくれた人など。嬉しすぎてなみだがでちゃいそうです。そうやって追いかけてくれる人や応援してくれる人に応えたいな、がんばろう、と思うし、そういう人を大切にしたいなぁ、とも。

最近の感覚として…
例えば、100人の人にむけてライブパフォーマンスをしたとすると (大げさなことじゃなくって、目の前でスケッチを描いて話をして、絵をみてもらって、話をしてって普段日常的に行っていること)もしくは出版された文章や絵を通して二次的に出会ったとして。70人くらいの人にとってはそれはまったく関係のないこととして受け止められる。興味のわかないこと、自分とは関係ないこと、関心がわかない。「わぁいいね、おもしろいね。」あるいは「素敵」っていう反応をしてくれるのが15人くらいだけど、その場だけ。一晩寝て起きたら忘れちゃうくらい。100人中奇跡的に1人くらいかな、「次」へつながるほどしっかりと「いい!」って思ってくれる人。

奇跡的な少数派
こころのおくの琴線が共鳴しあえる相手とは
じっくりゆっくり特別に、細く長く縁をつなぎ続けていけないだろうか。
真子発の雑誌のような、いやもっとパーソナルな、「お手紙」のようなもので繋がり続けられないだろうか。
「お手紙マガジン」構想。
展示会場で考えていました。

さて

展示は2014年8月17日まで続きます。ぜひ足をお運び下さい。
また最終日前夜にはライブイベントがあります。

8月16日 17:00-20:00  
ものがたりの夜会-Storytelling Night(要予約)
参加費・2000円 (飲み物別)

Storyteller Spinks タスマニアから来た詩人によるストーリーテリング
流韻会さんの箏と尺八の演奏とライブペイント
羽八夏ちゃんのアコーディオンとポエットリーリーディング(詩の朗読)
長久保恭平さんのギター
ロジェ・ア・ターブルさんによる「タスマニア風晩御飯」に
粉門屋仔猫さんの飲み物と、ラ・ガッタのコバヤシさんプロデュースのデザート
(仔猫さんは別会計です)
と、豪華なイベントです。

ご予約・お問い合わせは
mako.penandpaper(アットマーク)gmail.com まで