20210630

いつか親になった時の為のメモ  自戒(過去の自分からの厳しい言葉)

 *いつか自分が親となり、子育ての忙しさやプレッシャーでいっぱいいっぱいになった時は、「自分にとって優しい言葉/甘い言葉」しか耳に入らなくなる時がくるかもしれません。そんな時でも、「過去の自分からの言葉」だったらどんなに厳しくても無視するわけにはいかないでしょう。たぶん。これは、未来の自分のためのメモです。


メッセージ

「あなた(私)はよくやっている、よくがんばっている。自分(私)のことも大切にしてあげてね。パートナーのことも大切に、親のことも大切にしてね。まわりのあらゆる人に対しても、敬意をはらうことを忘れないで。

きっとすごく大変で、いっぱいいっぱいだろうけど、それでも、自分だけが世界で一番大変なんだと、勘違いしないように。今、とても大変で周りに気なんて使えないと思っているかもしれないけど、ちょっと待って、大丈夫、あなた(私)ならできるはず。人間修行の時期だと思って、簡単に投げ出さないで。全ての行動は自分に返ってくるから、今が踏ん張っておけば、きっと後の人生が豊かになるよ。

子どもには、あなたが大切な存在であるということを、心から伝えたい。同時に、あなたと同じように世の中の全ての人が大切に扱われるべき存在であるということも、一緒に伝えたい。

そして、今この時間をめいっぱい楽しんで。いつも心にセンス・オブ・ワンダーを。」


◯自分の子どもも大切、自分自身も大切、一緒に子育てしてくれる夫も大切、子どもを可愛がってくれる両親(子どもにとっての祖父母)も大切、同じ時代を生きる全ての人が大切な存在 だという意識を忘れないでいたい。

×どんなに自分がつらくても、超えてはならない線がある。他者の存在/尊厳を踏み躙るようなことはしてはならない。横暴な振る舞いをしないこと。


具体的に↓

_____________________

全ての人に対して

×「暴言、罵詈雑言、人を罵る言葉を使わない。子どもに対して、夫に対して、家族に対して。全ての人に対して。」

どんなに自分がつらくても、それを理由に他の人に汚い言葉を投げつけてはいけない。言った一瞬自分がスッキリするかもしれないが、後で罪悪感に際悩まされるだろう。仮に言い放ってスッキリし自分では忘れたとしても、言われた方は傷つき、ずっと覚えている(可能性がある)。将来、その言葉は何らかのかたちで、自分に返ってくる。

こらえよ。こらえてください。未来の私。

◯どうしてもいやな言葉が口から出そうになった時は、何か違う言葉に無理矢理にでも変換して口から出すように。なんだろう、「寿限無寿限無五劫の擦り切れ…」とか?…ちょっとコワイ人だと思われるかもしれないけど、誰かを傷つけるよりマシでしょう。

_____________________

子どもに対して

×「SNSなどネット上に、子どもが特定できる状態で(子どもの顔や名前がわかる状態。もしくは親自身が誰なのかわかる状態)で、子どもの存在や人格を否定するような言葉を書いてはいけない。(子どもをかわいく思えない/愛せない/産まなきゃよかった等。絶対に書いてはいけない。ダメ。)」

いつか子どもがそれを見つけたら/人伝てに知ったら、すごくつらいおもいをするから。

幼い子どもには対抗方法がない状態での、一方的な精神攻撃になる。子どもに対してフェアではない。もしそれでも書くなら、いつか大人になった子どもに同じような精神攻撃(例えば「毒親」というタイトルで手記を出版されるなど)を受ける覚悟を持つこと。そんなツライ未来はできるだけ避けたいよね‥。

踏みとどまって。

もしかしたら、すごくすごく大変になって、自分の時間がなくなり体力も限界で心が擦り切れそうになって、ふと心の奥にそんな気持ちが湧いてくることだってあるかもしれない。でもそれは、心の中にとどめておこう。文字にして書き出し公開してはいけない。目に見える言葉、記録に残る言葉、(誰かに記録に残されてしまうかもしれない言葉)には慎重になろう。

_____________________

子どもに対して

×「年賀状や子どものプライベート(趣味趣向や性格について)を書かない、SNS等に垂れ流さない」

(*子ども心を忘れていない今の私にとって、嫌だと思っていることのメモです。世の親御さんたちを非難する目的は全くなく、ただ、自分のきもちを忘れたくないだけのメモです。)

子どもは親の持ち物じゃない。親は子どもとは別の人格を持った、別の人間です。一人の人間として尊重したいです。「この子はこんな性格の子で…」と書きたくなってしまう時があったら、思い出して欲しいのです、子どもが本当は何を考えていて、何を感じているのか親は分かりきっているわけではないということを。決めつけて、公表/発信しないで。せめて、子どもが対等な立場/力/技術を身につけるまでは…。

夫にSNSで私のことを書かれても構わないのは、私も夫と同じように発信することができる対等な立場だから。それから、夫が書く内容について信頼しているから。もし嫌な内容を書かれることがあったら(今までそんなことはなかったけれど)修正してくれるよう申し出て交渉することができるから許せる行為です。自分が幼い子どもで、相手が親で、自分の預かりしれないところで自分のことを書かれていたら、まずそれだけですごく嫌だし、そこに対してどのような手段を持って対抗したらいいのか分からないのがつらいところです(私の場合)。一方的なのがいやなんでしょうね。

(親と子どものパワーバランスは、不均衡です。親の方がどうしたって権力を持っている。親にそっぽむかれたら、生命の維持が難しくなってしまう弱い立場です。それを忘れることのないようにしたいです。)

◯子どもが生活の全て、になってしまうような時期は、どうしても子どものことを発信したくなるかもしれませんね…どうしても子どもとの日々について発信したくなったら、子どもとのやりとりを通して「自分の中にうまれた感情や気づき」に焦点を当てて書くようにしたらどうでしょう。書くのはあくまで自分の物語です。そして、子どもがのちのち読んだ時に、嫌なきもちになるようなことは書かないように気をつけたいです。

(*矛盾しているようですが、「他人の子育てエッセイ/投稿」を読むのは好きなんですよね。ほっこり心あたたまってしまうんです。自分が子ども本人だったら嫌だなぁと思う気持ちはありつつ、第三者目線で読み物として楽しませてもらっている毎日です。やっぱり矛盾してるな…)


_____________________

パートナーに対して

×「子育て時のパートナーの動きについて愚痴や不満をSNSに書かない。他人に喋りまくらない。」

自分がそうされたら嫌だから。という理由が第一。私も書かないし言わないから、あなたもしないでね、ということ。お互いに敬意を持って、接しあいたい。

それから、よい効果が全くない、ように思われます。他人やネットにぶちまけて、スッキリした気になっても現状は解決に向かわないどころか、パートナーとの信頼関係は悪化してしまう可能性もある。

さらに、汚い言葉、だれかを責める言葉を発している時、自分が一番近くでその言葉をきくことになり、自分への悪影響もありそう。よくない。

◯「本人に、面と向かって、伝えよう。感情的になりすぎず、なるべく具体的に、丁寧に説明し、問題解決を目指し一緒に考えよう」

_____________________

家族や周囲の人に対して

×「周囲の人に無尽蔵に甘えすぎない。親をはじめ、他者の時間、エネルギー、お金を一方的に搾取するようなことをしてはいけない。」

親や親族、近しい人などは、きっと子育てに協力してくれることでしょう。その好意に甘えすぎて、当然のようにズケズケと他者の人生を奪いとるようなことをしてはいけません。感謝の気持ちを忘れないで。

「子育ては、みんなでするもの。無理しないで、周りの人に甘えて。」という、母親を気遣う優しい言葉があちこちにあります。きっと疲れた身体に沁み入る言葉でしょう。もちろん無理は禁物(後で下に書きます)ですが、限度を超えて他人に子育ての手伝いを強要してはダメです。他人の人生を尊重して扱ってあげられない姿は醜いものです。その姿を子どもが見ています、見せたくないですね。

◯簡単でもいいので、日記をつけるようにしましょう。誰かが自分や子どもにしてくれたことを言葉として書き出すのです。感想でなく事実を書き残せばじゅうぶんです。(◯月◯日何時から何時まで子どもを預かってもらい、食事を食べさせてもらった、など。)もしかしたら、自分が体力的にギリギリいっぱいの時期は本当に、他者の好意に甘える以外にどうしようもなく、感謝の気持ちを持つ余裕すらないかもしれませんが…せめて事実を記録に残すことで、数年後に余裕ができた時に振り返り、思い切りお礼ができるかもしれません。記録大事です。

_____________________

周囲の人に対して

×「お子様ご遠慮ください、とアナウンスしているお店や催し物に、子どもを連れて行ってはいけません。店主/主催者の希望/要望を大事に扱って下さい。」

お子様ご遠慮下さいと言うからには、そこには何か理由があるはずです。世の中には、小さな子どもの甲高い声で、心が不穏になってしまいパニックになってしまうタイプの人もいます。持って生まれた障がいとして、苦しみながらその性質を抱えている人がいるようなのです。お子さんを亡くされて辛い思いをしている人もいます。他にも自分には預かりしれない様々な事情があることでしょう。そういった方々が、心穏やかに過ごすことができる場所、として、店主/主催者は子どもお断りの場を設けているかもしれないのです。

もちろん、子どもは大事にされる存在ですし、子どもを育てているお母さんも大事にされるべき存在です。同じように、障がいを抱えて生きている人も、かなしみを抱えて生きている人も大事にされるべき存在だと私は思っています。どんなひとも、社会に居場所があると感じられるように、異なった性質の場がたくさん社会に散らばっているといいなぁと思っています。お子様ご遠慮くださいの場を、そのまま守ることは、子どもにとっても暮らしやすい未来を作ることにもつながるはずです。

「子どもはどこでも大事にされるべきだ!子どもが居てはいけない場所を作るなんてけしからん!」と無理矢理子ども連れでそういった場に乗り込んでいくなんで、言語道断です。正義を振りかざしているようにみえて、その実、自分勝手で他人のことを思いやれない行動でしかありません。(私がイベント主催者だったら、そんな人はブラックリストにいれ出禁にします。)

でも、これ自分が子連れ側の立場になったら、違う感覚になるのかな。それでも、無理矢理子どもNGの場所に子ども連れていくようなことしてたら、信頼を失うのは私、居場所がなくなるのも私。やっぱりここは一線超えないようにしなくちゃ‥。

◯子ども連れでも安心して楽しめるお店やイベントが、足りてない!と感じることがあったら、自分でそういう場をつくりましょう。できるはずです、私なら。

_____________________

自分に対して

×「上に書いたような、他者への配慮を持つ余裕がなくなるまで、自分を追い込んではいけません。超えてはいけない一線を踏み越えないように、自分の心に少しの余裕を持てるように工夫しましょ。リラックスする時間、自分の心に手をかける時間をなんとか捻出して下さい。」

頑張りすぎて心と身体を壊しても、だれも褒めてはくれません。それどころか他人を傷つけてしまうことがあります。大事にしたい子どもや、身近な家族を傷つけるようなことになったら、つらすぎます。その為にも、自分自身を大事にすることは、かなり優先順位の高いことです。無理そうだと感じたら、HELPと声を出しましょう。いろんな人に相談しましょう。なんとかつらい現状を打破する方法を探りましょう(他者を蔑ろにしない方法で)。

◯デザインは、問題解決の手段のひとつだと学びました。私が学び、仕事としてきたことです。様々な知識と経験を総動員させましょう。きっときっと、なにか方法があるはず。

_____________________

自分に対して

◯「一人の人間が育っていく様子をそばで見られるなんて、とても貴重な経験です。目を見張るような驚きがあふれていることでしょう。いつだって、ワクワクして楽しむ心を忘れないで。」



2021年6月30日 のメモ








No comments:

Post a Comment