20210628

ひょいひょいひょいっと仕事してるように見えるらしい メモ

よく言われることなんですけども、ちょっとモヤッとしていることがありましてですね。ちょこっとだけメモしておきます。

「絵が描けるなんてうらやましい。持って生まれた才能だね!」に並べて

 (地元にいると)よく言われる「〇〇大学/〇〇高校なんて、すごく頑張って勉強したんだね。」がいつも腑に落ちず、ちょっとモヤっとしてしています。ほんとによく言われることで、まぁだいたい、いつも聞き流しているんですけども


何といいますか、

「私の仕事って、軽く見られてるなー(生まれ持ったものだけでひょいひょい仕事してるって思われてるんだなぁ)」と言うのと

「日本における受験勉強って実態以上に高い位置に置かれてるなー」

って言うのをぼんやりと感じるわけです。


だって、実際そんなに受験勉強頑張ったわけではないですもん。絵を描く勉強と練習に比べれば受験勉強なんて全然たいしたことしてない。別にそこまで偏差値に高い大学に入ったとも思ってないですし…大学で勉強した内容に関してはすごくすごく充実したものでしたが、受験時にフォーカスされるとキョトンとしてしまいます。特に留学した大学院での第二言語での勉強はなかなか大変だったけど、それでも自分の今の仕事にかける学び時間に比べれば全然少ないです。


私の日常は、時間もエネルギーもお仕事にずいぶん注いで過ごしてきました。知識を仕入れる勉強も、試行錯誤も、練習、トレーニングも、工夫も、トータルしたら、受験勉強の何十倍になっていることでしょう。それでもまだまだ足りないと思っていて、もっといい絵を描けるようになりたいな、って試行錯誤を続けています。もっといい仕事できるようになりたい。


別に褒めて欲しいわけでないし、がんばってることを認めて欲しいなんて子どもじみたことを言いたいわけでもないんです。だからいつも反論しないんですけども。

ただ、何の意図があり、どう言う目的で「才能があってうらやましい」って言うんだろうか?とよく考えてしまいますね。


とりあえず「もって生まれたものだけに頼ってて、まだまだ努力が足りないから、もっと頑張れよ」っていう指摘をうけたんだな、と脳内変換して、精進する力にすることにしています。

で、練習積めば積むほど、手がさらさら動くようになっていくので、ますます、簡単にひょいひょいやっているように見えちゃうんでしょうね。




ひょいひょい適当にしてそうって思われがちなところがあるかなぁ、

というところで、

他にもう一件よく言われる言葉があります。

「俺は、真子ちゃんみたいに感覚だけでやってないから。ひとつひとつ論理的に仕事してるから。」って言うのがあるんですよ。

年上の男性から言われることが多いんです。で、へぇぇって思って話を聞くんですが、その方の仕事の方法が理論的に素晴らしく組み上がっているかという別にそうでもない。色彩論を勉強し始めた大学一年生が、覚えたての聞き齧りの理論を右から左へ伝言している程度なんですよね。勉強量も浅いようにしか感じられないし、自分の中で練ったり醗酵させたりしてるわけでもない知識を、どうしてそんなに得意げに語れるのかしら…語ってもいいけど私を引き合いに出して下げるようなこと言わなくてもいいのにな‥とモヤっとするんです。


心の中で「同じ土俵にのらない、言い返さない、静まれ私の心」と抑えてます。ちなみに、過去にそういった相手に対し、本気モードで制作についての話をしたところ「かわいくない」って嫌がられることが何度かありコリました。会話を長引かせても面白いことないから早く終わらせよう」です。俺論理的ですげぇんだお前ダメだな話をする人は受け流すにかぎります。


…ちょっと毒づきました。数年分たまってしまった毒がでてしまいました。


研究者の方が論文発表などをする時

「私の勉強不足かもしれないんですけども…」「素人質問で申し訳ないですが」ではじめる質問が一番こわいと伺ったことがあります。だいたいそのあと、めちゃくちゃ専門的で、鋭いツッコミがくるそうです。思慮深い専門家の方ほど、謙虚で、落ち着いたを纏われているのかもしれませんね。私もそういう人を目指そう。


明日もひょうひょうと、ひょいひょいっとした感じでやって行こうと思ってます。



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