20210828

藍の生葉染 

 また、藍の生葉染をしました。いろんな色がでました。鮮やかな青の他、初めて見る「ペパーミントみたいなグリーン(チョコミントアイスクリームの色)」も。爽やかないい色。


夕方、たくさんの藍の生葉染をつるした洗濯物干し竿の向こう、薄暗くなった空に虹の柱がスクっと立ち上がりました。ワァーオ!キレイー!




キッチン・ダイアリーの1ページになりえる。藍の生葉染め。好きなとこは「口に入っても大丈夫」なところ。化学染料や絵の具は食べたらいけないけど、藍なら食べても問題ない。だから台所で作業できる。そこがすごく気に入っている。台所が好きなのだ。

藍は昔は薬草としても使われていたらしい。昔の書物…『本草和名』(918 年)では、解熱剤として藍実を紹介しているそう。へーえ…(最近知ったばかり)。




写真の藍は父母の家の庭に育った藍。めちゃくちゃ元気。茎は太く、葉っぱは大きく柔らかく青々としている。特に、生ゴミコンポストの隣で育った藍の見事なこと!うちツノハウスの庭の藍はもっとヒョロっとしてて、小さく固めの葉ちょっと黄色っぽい。同じ年の同じ種類の種からはじまったのに。土が違うからだろうな…。

土の具合とか天気とかで育ち具合も変わる、出る色も変わる。しごく当然なことなんだろうだけど、そういうとこもいい。大変好ましく思っている。

それは多分、CMYKの数値をいれて色をコントロールすることに普段慣れきっているからだと思う。小手先でコントロールできない色、その色の向こうに土や太陽の光が見えるから、気持ちいいんだろうな…。

うちの庭と、父母の庭と両方に植えさせてもらったから、藍の育ち方比べができた。大人の自由研究みたいで楽しい。ぼちぼち続けていこう




来年あたり、藍を食べることに挑戦してみてもいいかも。…発芽したばかりの新芽は刺身のツマや、うどんの薬味になるらしい。タデ酢というものを作ると、鮎料理合うそうだ。蓮根と合わせる料理もあるらしい。気になります…。



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