20190924

astonishment。 驚嘆し、魅了されること。 2019年の100日記,

身体のメンテナンスと共に、思考のメンテナンスも。

「言葉」という「道具」を使って紙の上で整理しながら、思考の「運動」をする。歴史を振り返ること、過去の人々の残した文献にあたること。それから、日々、「考えることの訓練をしている人」と会い、思考の過程を少し覗かせてもらうこと。人の言葉に耳を傾けること。

ピラティスの先生や整体師さんから度々「肩甲骨をはがす。」というようなことを言われる。肩甲骨のあたり凝り固まるのをバリっと引き剥がしてぐるぐる動かすようなイメージ。肩凝り防止。同じようなイメージかもしれない。頭の中でも、凝り固まろうとしている思考にザクッと手を入れ、ぐるぐるっとひっくり返してかき回すイメージ。そういう作業を時々してあげること、思考のメンテナンス忘れちゃいけないと思っている。

私にとって頭の中をかき回す方法は、本を読むことと、紙とペンを使って自分の頭で考えることと、人の話をきくこと。




独立研究者、森田真生さんのお話は、今回も面白かった。「計算との付き合い方」の話をしながら「この世界での生き方」を考える時間となった。

京都の恵文社さんにて、独立研究者、森田真生さんの「数学ブックトーク」に参加してきました。’昨日まで9週間ほど引きこもっていた‘という森田さんが、取り組んで考えていたらしい問、キーとなる考え、言葉。膨大な情報が桜吹雪のようにフワフワとヒラヒラと降ってくる中、自分の身に当てはめられそうなヒトヒラを見つけては、必死に手を伸ばして捕まえ、紙の上に書きつけていきました。実り多い3時間半でした。

コワイこと、ツライこと、憤ること…たくさんのモヤモヤをかいくぐり、この世界をどう生きてゆくのか。できればキケンな方向に傾くことなく。できれば、悲惨な風景は見たくない。

「人気者が語る流行りのイメージ」に何も考えず乗っかることのキケン性。
「美しい魂シンドローム」の不気味さ。何かが内で何かを外に振り分けて考える「集合論」その手法が、有効性を失って来ている昨今。選ばれた者だけが生き残る箱船ではなく。守られた安全なポジションに自分を上げて、上から下を見下ろして、シニカルに偉そうに、人を非難することの不毛さ。どこにも確かな安全地帯なんてないのに…。

astonishment。
驚嘆し、魅了されること。
鍵はそこにあるかもしれない、と森田さん。


「あぁそうだゾウとクジラだ!」と今朝の発見。

一晩寝てるあいだに、森田さんの話の一部分が私の頭の中に腰をおろしたようで、そこにきて今朝、友人のアズアズとお喋りしていたら、霧が像を結びはじめたみたいだ。電話を切ってお買い物していたら、ふわっとブワッと世界が広がった。

「astonishmentだ。それはゾウで、シロナガスクジラで、波間を飛び跳ねるイルカ。白イチジクとブルーチーズと蜂蜜とハーブの世界。」


興奮冷めやらぬままのメモ、
書きっぱなしで失礼します。

そんな感じで
最近本を作っています。
詳細はまた追って…

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