20230106

よく笑う人がこる筋肉 (2022年の振返りと2023年の抱負)

 「ほっぺのしたのとこ、すごくこってますねー。固くなってます。よく笑う人がこる筋肉なんですよ。」

くじで引き当てたフェイシャルエステ中、エステティシャンに言われた言葉です。私とぉっっても嬉しくなりました。そんなこと初めて言われました。

これまで(過去10年くらい)歯医者さんはじめ、整体師やマッサージ師やら何かを受けて指摘されるのは、「奥歯くいしばりすぎ」「頭蓋骨しまりすぎ」「こめかみに力入りすぎ」「肩に力入りすぎ」などから、「戦いすぎ!力をぬいて!」「頭を使いすぎ!悩みすぎ!リラックスして!」というアドバイスを受け続けてきたからです。

だから、これまでと真逆の言葉「よく笑う人がこる筋肉がこっている!」だなんて、もう嬉しくてうれしくて!2022年がどんな一年だったかを象徴するできごとでした。

2022年はよく笑いました。声をあげて笑うことも、微笑むことも多く、笑顔でいる時間がすごく長かったです。私たちの元へ来てくれた小さな人の存在がとても大きいです。

「あなたが生まれてきてくれて、お母ちゃんほぉんと、しあわせよぉ。毎日たのしいよ。生まれてくれて、ありがとうねぇ。」という言葉を何度口にしたことかです。ほんとうにありがたい存在です。

そうやって幸せな心持ちでいられるように支えてくれてる様々な人に感謝です。特に医療従事者のみなさまには頭が上がらないです、何年もつづく逼迫した状況のストレスの中、働き続けてくれて感謝です。

「2022年に自分でたてた目標を、やりきりました!達成した!」と清々しい気持ちになっています。

今年挑戦したことは「声を荒げない」「感情に任せて喋ったり怒ってりしない」「愚痴をガーって言わない」など。「怒りなどの負の感情に支配された言動をとらない」ということでした。これ私にとってはものすごく難しいことで、すごく大きな挑戦だったのです。よく愚痴るし怒るしで、ぷりぷりしてばかりだった私が、まさか目標達成できるなんて、自分でも驚くぐらいのことです。

うまれて間もない小さな人のおかげです。四六時中、ほとんどずーっとぴったり一緒に小さな人と過ごしたことで、私は目標を達成できました。

「この愛らしい小さな人の小さな耳に、汚い言葉を聞かせたくない。」

との強い想いが、自分を制してくれました。

よかった…とまずはホッとしています。30代後半になっても、自分が変われるなんて実際、よく頑張った!のです。かなりずっと意識して、よく工夫してきました。えぇ、かなり難しいことなのです。

課題もまだ残っています。「口にしない」ことはできましたが、実際心の中の「怒りの感情」を全て消せたわけではありません。「怒れちゃう気持ち、不満、愚痴」は心の中にうまれてきちゃって、内側でぐるぐる蠢いていたりして、それはなかなかに苦しいものです。心の中にもやもや残しすぎで、ストレスが溜まりすぎて病になっちゃうんじゃないか…という心配をしています。このままだと、続かないんじゃないか、いつか爆発して怒鳴ったりしちゃうんじゃないかの心配もあります。

ちなみに怒りや愚痴を言葉にして吐き出せばスッキリするかというと、そう言うわけでもないと思うのです。また別の問題も発生させますし…だからら…「怒りや愚痴を口に出さない」「表出させない」は引き続き継続させていくとして、

2023年の課題は「そもそも怒らない」「怒りの感情の消化の仕方」です。

さて、新年明けてから、むかしの私をよく知る友人とお喋りをしました。2022年の目標達成と2023年の課題について報告しました。タスマニアから帰国して、長野に暮らし始めたばかりの頃(2013年の冬に)出会った友人です。あの頃の私は毎晩毎晩、愚痴ばかり言ってました。私はいつも何かに怒っていました。

ある時彼女に叱られたことがあります。「んもう、いいかげんにして!正直つらいです。そういう話聞かされるの。もっと楽しい話しようよ!」

そう言われ、ぶつぶつ愚痴るのを止められた当時は、ショックでした。だって、自分はつらいことがあって愚痴ってるのに、それを止められることで、見捨てられた気になったのです。「私はあんなひどい目にあったのに、愚痴すら言っちゃいけないわけ!?」って受け止めてもらえないことを、かなしく感じました。

当時私は気付いていなかったのです。悲しいおもいをさせられた被害者のつもりで愚痴っていましたが、加害者にもなっていたということに。愚痴を撒き散らすことで人を不愉快なきもちにさせるという、加害性があることを自覚するまで時間がかかりました。

当時の彼女の言葉はもうずーっと心の中に残っていて、時間が経つごとにじわじわと効いてくるものがありました。「正直つらい」と言われた言葉が棘みたいにずっと胸にささっています。当時、さらに、彼女はこうもつづけました。

「よく考えて、気付いてる?だいたいほとんどの愚痴『真子ちゃん自身には何も起こってない。周りの人のトラブル』だよ。『人の不幸、不運に対して怒ってる』んだよ、自分自身をよく見てみて。他人の負の気みたいなもの背負って帰ってくるのやめてよ。その嫌なものをこっちにぶつけないで。」

そうなんです「周りの誰かが嫌な思いをしている」ということに私は、妙に熱く怒ってしまいがち。それこそ誰かから聞いた愚痴をタネに自分まで怒っちゃったりして、身の回りのだれかのこと、社会の理不尽さ、日本のことや世界のあれこれまで。正義感を燃やしているつもりが、とんでもない負の連鎖を生む一人になってしまっていたのです。

当時彼女に、言われた言葉に2023年のヒントも隠されているように今は感じています。

自分の正義感を疑うこと。正義感に振り回されないこと。「怒りを受け取り、怒りを増幅させ他へ伝染させる」のではない方法を何か考えること。ただ愚痴るのではなく、「問題を解決させる」方向へ意識をむけること。しかし、簡単には解決できない怒れちゃう問題もたくさん世の中にはあるんですが…それらに対して…それらに対して、どういう態度で、どういう心持ちでいたらいいのかは、2023年一年かけてじっくり考えていこうと思います。

そして他人の愚痴をかんたんに自分の中にいれないこと、ブロックする手段も身につけねばなりませんね。友人が昔私に言ってくれたように、「愚痴をきくの正直しんどい」ってはっきり言うのも効果的かもしれないなぁ。

なにはともあれ、

「よく笑う人がこる筋肉がこってるの!」っという話を彼女も喜んでくれました。なんていい人!(あんなに愚痴だらけだった私とまだ友達でいてくれるのもありがたい。)そんな友人、今は海外に住んでますが、海を越えて気軽にお喋りできるなんて凄い時代です。技術を開発し、維持してくれてる人々に感謝。

2022年 よく笑いました。

2023年も 笑顔で過ごせるように、心穏やかでいられるように、いろいろ試行錯誤してみようと思います。

何かコツを発見したぞ!ってなったらシェアしていきますので。本年もよろしくお付き合い下さいませ

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