20130802

Open Architecture - Corrugated Pipe house/ オープンアーキテクチャ2013-コルゲートハウス

いま、あなたはどこにいますか?建物の中、それとも屋外?いま、そこから何が見えますか?ざらざらとした手触りの壁、ビルの隙間に顔を出している塔、きらきら輝くかわいらしい天井の絵、公園の片隅にひっそりと立つ像…。それは何からできていて、いったいどうしてそんなかたちをしているんでしょう? 
いつも身の回りにある建築と、その周辺のまちのこと、もう一度じっくり見直してみませんか?知っているつもりだった見慣れた景色の裏に、あなたのまだ知らない素敵な物語があるかもしれませんよ。オープンアーキあいちが、あなたの発見のお手伝いをします。建築の作り手や、使い手と話をしてみたり、実際に空間に滞在して、ゆったり豊な時間を過ごしてみたり。ふだん一般公開されていない建築などを見て、体験するチャンスもあります。建築や、まちが、今までとは違って見えてくるかもしれません。

Where are you standing right now? Are you in a building or outdoors? What do you see from there? Is there a wall with a rough texture, a tower between buildings, a pretty picture on the ceiling, or a sculpture in the corner of a park? What are those made of? Why do they have that shape? 
How about having a looking more carefully at your environment – the inteiour, buildings, and the surrounding town?
How about having a look at the buildings, the environment, your surroundings – more carefully?

You may find wonderful,  secret stories behind the ordinary scenery. The ‘Open Architecture Aichi’ program will help you discover architecture. The programs designed to enhance your enjoyment of the (richiness) of space.  It is more than simply  having a look – it is spending time there. There are also opportunities to talk to architects, builders, or people who live or use architecture. Some of the architecture is usually not open to the public, but for this program, entrance will be permitted. After you join ‘Open Architecture Aichi’, maybe you will see this town differently!




昨年末、日本に帰ってきて早々に声をかけてもらい、関わることになった「あいちトリエンナーレ2013オープンアーキテクチャ」。企画、運営それからウェブサイトに散りばめられているイラストなどを担当しています。14企画、その全ての建築に実際に足を運び、その建物ゆかりの人物(使い手や作り手)のお話を伺いながらその場でスケッチを描くという大変幸せな時間をすごさせてもらっています。

ウェブサイトはこちら。ぜひご覧下さい。

さて、その「あいちトリエンナーレ2013」の開幕が迫ってまいりました!
オープンアーキテクチャの申し込み締め切りもそろそろです(今日です・笑)
締め切り目前ですが、イベントの紹介をしますね。

'Open! Architecture in Aichi Triennale 2013' will be kicked off soon!
It is a project I have been working for scene I cam back to Japan in the end of last year. My role of the event is planning each events, and documenting it -Architecture, people and actual event- by my sketches.There are many of my sketches on the website! Please have a look the website. < http://aichitriennale.jp/openarchi/ > 


そもそも、オープンアーキテクチャ とは一体何のことだかご存知ですか?
カタカナばっかり並べられて、カッコつけてるみたいだけどよく分からないわ、という人がいるかもしれません。ひらたく言うと、建物(ビルやら家やら)を一般公開する、というイベントです。普段街中を歩いて、ふと目に留まった素敵なお宅…気にはなっても個人のお宅のなかにズカズカ入っていくわけにはいきません。このオープンアーキテクチャ企画(トリエンナーレ版)では、愛知県内のよりすぐりの素敵な建築を、持ち主の方に協力してもらい、一般のアートや建築に興味のあるみなさまを建物内部や普段目にできないビルの裏側、バックステージへご案内します。今回はそれぞれ人数制限をしておりまして、少人数でたっぷりと空間を楽しめるようなプログラムが組まれています。

わたしの担当している「コルゲートハウス」はわたしにとって、とても思い入れのあるすてきな「家」です。この家にはいろんな想いや物語があり、それをたくさんの人に伝えたい、一緒にいろいろ考えてみたい、そんな気持ちもありますが、しかしコルゲートハウスはあくまで、個人の住宅です。住んでいる方がいて、日常生活をおくっている場所であり、観光地でもありません。なんの連絡もなく、知らない人が突然家にやってきて上がり込んでしまう、なんて、住んでいる方には失礼なこと。住み手の方の生活を尊重したいものです。
そこで、今回の企画です。あいちトリエンナーレ2013年、オープンアーキテクチャ。住み手の方、その他多くの方に協力してもらいながら、コルゲートハウスを日時、人数限定でオープンする運びになりました。コルゲートハウスに興味がある方は、ぜひこの日のイベントに申し込んで、参加してください(人数が多い場合は抽選になります。)

あいちトリエンナーレ2013のテーマは「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」です。東日本大震災後、「当たり前だと思っていた根拠を失い、既成の枠組が変動するとき」にひらかれる芸術祭で問うのは「われわれはどこに立っているのか」。そんなトリエンナーレの趣旨にそぐった体験が、コルゲートハウス企画でできるはずだと信じています。たくさんのご応募、お待ちしております。



Toriデザインの原田君がウェブを担当しています。素敵なしあがりですね。その他にもとても素敵な面々がこのオープンアーキテクチャ企画を動かしています。みんなを紹介してまわりたいくらい、個性的でおもしろい人たちです。人との出会いはなにものにもかえがたいもの。

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