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20200506

NOTE: World is beautiful, when you notice...世界は美しい、もしあなたが、その美しさに気がつくことができたのならば。

This is a note I prepare for a interview in December 2019. 
2019年12月インタビューの前に書いた英語メモより翻訳.



Message 

These days, when I look through World news, I feel the world we live in sounds like an awful place and makes me so sad. Disaster it might be related to climate change, war, fear to disease, virus infection… Depression and anxiety.

I hope my artworks will bring some awareness how beautiful the world surrounded you is.
Even, after the disaster, scenery might be change significantly and could make you sad, please, look around carefully,then, you may find a little flower is blooming, little bud may on the tree, or elderly lady’s shite hair could be shining.

"Enjoy your life" 
 "World is beautiful”.
That's what I would like to tell you through what I do.

私たちが暮らしているこの世界は、ひどいところなんじゃないかと感じてしまう時がある。悲しいニュースが溢れている。度重なる災害 (気候変動に関係しているかもしれない大きな災害)。いまだどこかでは戦争が起こっていて、病気への不安から苦しんでいる人がいる。感染症の恐怖。鬱々とした気持ちを抱えている人も。

私はペンを動かします。
あなたの周りの世界が、美しいということに気づいてもらえるように、と願いながら。
例えば災害の後で、目の前の風景が一変し絶望的な気分になったとしても、目をよく開いて、周りを観察してみたら、枯れ枝の先に小さく芽吹く葉っぱを見つけられるかもしれない。小さな花が咲き、お年寄りの女性の白い髪が朝陽をうけ、すばらしい輝きをみせているかもしれない。美しいものを拾い上げ絵に描き出します。

誰かの人生のビターな時期に、喜びをもたらすこと(喜びとまではいかなくても、少なくとも、ほんの少しの、心落ち着く瞬間をもたらすこと)ができるような絵を
生み出したいと思っています。

「世界は美しい、もしあなたが、その美しさに気がつくことができたのならば。
その時その時の、人生を、どうぞ目一杯楽しんで下さい。」
それが、自分がしていることを通じて、私が伝えたいこと。


* I'm not intend to "teach" how to live. I'm not perfect as I'm the one who often struggled with my life. 
Sketching made me feel comfortable, calm and nice,  when I found difficult to let anxiety or anger to go. Actually, " realize the beauty of the world through sketching" made me calm down and let it go. I just want to "share" - instead of "teach"- what made me relax, because it could be very helpful to someone who are in middle of hard time.

私は生き方を「教える」つもりなんてありません。私は完璧な人ではない(完璧な人なんていない)のです。しょっちゅう何かに苦戦しています。不安とか怒りにきもちが持っていかれそうになることも多々、そんな中、スケッチをするという行為が私を高ぶった気持ちをなだめ、穏やかな気持ちに導いてくれます。いや、スケッチを通して、「世の中の美しい側面に気がつくこと」ですね。私の心のささくれを取り除いてくれるのです。

私はその、私の気持ちを救ってくれたもの、について「シェア」したい、のです。「教える」のではなくてね。
それが、今すごく辛い時期を過ごしている誰かの助けになるかもしれない、と願って。








Over view of me and my works

If you ask me who I am?

I call myself "a sketch journalist”
What I mean by "journalist" is, my artwork is based on my journal, diary of my experiences and explorations. 
I've  been with my style of sketching as a work since 2012 ; around the same time when I completed my master degree in Tasmania.
「スケッチジャーナリスト」と自分で名乗っています。直訳すると「絵日記師」といったところでしょうか。ジャーナルとは日記のこと。自分の体験したことや、探究した世界について日記に書くように、絵を描いています。このスタイルで、お仕事をはじめたのは2012年、タスマニアで修士号を取得したのと同じくらいの時期から、今まで続けています。

Pen & Paper

'MAKO. Pen and Paper' is the business name and I use this as a signature on my work too. 
'PEN and PAPER’ is tools for my creation. I’m using the words more conceptual way. Even brush and  walls , and apple pencil and iPad are 'PEN and PAPER' to me. There are various type of pen from old traditional one to new technology. Depend on tools and the materials 'outcome' may differ. I choose best one for each project.

First of all, I love using drafting pen and fine paper. Transparent watercolor.
Apple pencil and iPad to create pictures  as a Digital data,  are easy to apply to animation, or graphic design and for website or printed materials. Natural Plants dying technique called ‘KUSAKIZOME-UZEN’ is the one I'm now learning and practicing. Laser cutter and Acrylic board is quite interesting.

お仕事をする時の名前として、'MAKO. Pen and Paper'という名称をこれまで使ってきました。「Pen and Paper」つまり「ペンと紙」。私の仕事道具です。コンセプチャルな使い方をしています。例えば「筆と壁」「アップルペンシルとiPad」も私にとっての「ペンと紙」です。伝統的な手法から、新しい技術まで様々なタイプの「ペンと紙」があります。どの道具を「ペン」として使い、何の素材を「紙」とするか、によって「できあがるもの」は変わってきます。依頼されたお仕事それぞれに対して最適だと思う「ペンと紙」を都度選び、使っています。

愛用しているのは、「ドラフィティングペン(建築用のペン)と紙(感じのいい紙、数種お気に入りがあります)」。「透明水彩絵の具」も欠かせないです。デジタルデータが必要とされる場合は「アップルペンシルとiPad」をよく使います。ウェブサイトに使うための絵や、印刷物を入稿するためのデータとしての絵、簡単なアニメーションを作るのにも向いてます。一方で、伝統的な技法にも興味があって、今練習中の「草木染友禅」は「植物由来の色と布」を用いた表現です。レーザーカッターでアクリル板に刻み付けるタイプの絵も、きらいじゃありません。



Academic back ground

And don't forget about my academic background, because… it's all over my work.

Learning about architecture, gave me understanding a space, of course. More than that, it bring me an idea that creative for problem solving.
My arts work is  connected with society somehow.  For example. I made wall painting or drawing for Hospital, Kindergarden, Facility for patients with dementia. My drawing is to bring welcoming and friendly atmosphere into those space.
* I chose appropriate tool and materials to make the wall painting work together with architecture it self.  I wish I could to contribute to make better environment.

アカデミックバックグラウンド(大学大学院で学んだこと) について省略することはできません。卒業後何年経っても、私の作り出すものに、強く影響を与えているから、です。
建築を専攻していたことで、「空間を読み解く」いくつかのスキルを得たことはもちろんですが、それ以上に大きなことは、「社会の問題解決の為の創造(クリエイティブ)」があるのだと知ることができたこと。
ここ数年の間に私が生み出してきたもの、絵の仕事は、なんらかのかたちで社会とつながっています。様々な人にとって、より心地よいベターな環境を作ることに貢献したい、という思いが私の仕事の根底にあります。例えば、病院、幼稚園、認知症患者の為のデイサービス施設の為に絵を描いています。あたたかく親しみやすい雰囲気の空間を差し込むことを目標にしています。
*絵でありながら建築空間の一部。描き方(ペンの選び方)や素材については、建築空間と響き合うものをセレクトします。

I guess You have no idea how much time I spent on the research to come up with my work.
For example, museum. I have made a big wall drawing for The Naumann Elephant Museum. the Elephant  used to live in Japan, in the last Ice Age, about 40,000 years ago.
The wall drawing has to be nice as a interior. The wall is to make guest  feeling comfortable. At the same time, my drawing have to be accurate in a scientific way. so I talked to curators, Mammologist, geologist and archaeologist and many. and they pass me a copy of thesis they wrote. I had to dig in all the thesis…Actually, I literally dug up the soil. I Participated in excavation work, to find Fossils of Naumann Elephants. It was quite fun!

During Studying at Master degree, I have learned how to exam datas and organize informations, I have done some practice to use theory to create artifact.Thank you Catriona. I enjoyed your class about Design research and theory.

実際に絵を描き始める前に、どれほどの時間をリサーチに当てるのか、あなたはきっと想像できないことでしょう。
野尻湖ナウマンゾウ博物館に大きな壁画を描かせてもらいました。今はもう絶滅していますが4万年前の日本に生きていたというゾウについての博物館です。改築された建築空間に似合うインテリアとして成り立つ絵で、来場者をあたたかく迎え入れる絵でありながら、「科学的に正確である絵」を描く必要があります。たくさんの専門家の話を聞きました。哺乳類学者、考古学者、地質学者…。論文をどっさり、手渡してくれる研究者さんも。私は数々の論文を読み、掘り起こして‥そう、文字通り地面を掘る体験もしました。発掘作業に参加させてもらったのです。面白い体験でした。

大学院の授業で、どのようにデータを読むのか、どのように情報を整理するのか、それからどのようにセオリー(理論)を表現につなげるのか、といったことを学びました。デザインリサーチとセオリーの面白さを教えてくれたカトリオナ先生には、とても感謝しています。

Process of my work

At the right beginning of the project,I let all my brain cells get to work.
But, you know, when I'm working on the actual art work, it's pretty much physical.
Completely different job.

I take "my break time"  very seriously on the other hand. 
Taking a couple of cups of coffee saves my art for sure.

絵を描く仕事、そのプロセスについて。
プロジェクトの始まりは、「脳細胞に頑張って働いてもらう」イメージです。
でも、実際の絵を描くときは、頭脳作業というよりもっと、身体的。
この二つの作業は、ものすごく違います。

あと、「休憩する」ことも、すごく大事。
カップ一杯の珈琲休憩が、私の絵の仕事を成り立たせてくれている、といっても過言ではありません。





This is a note I prepare for a interview in December 2019. 
Special Thanks to Kyoto Tomisawa, and Dice Yamakawa.



20191008

森の中の図形 2019年の100日記,



photo by @horafuki_masaki 

森の中の図形。渦巻き。


綺麗なものを見つける天才から届いた写真。わお、と吸い込まれるように見入ってしまった。たぶん瞳孔が開いていたんじゃないかな。

20190804

藍の生葉染め 2019年の100日記,

藍の生葉染め、初めて自分1人で挑戦。
お庭で育てた藍の葉を収穫するところからはじまって…

藍の葉の収穫。

まだまだもっと育てて葉っぱを茂らせたいところだったけど…

このままだと、枯れちゃうんじゃないかと慌てて収穫。なぜかって、同じ庭で育てていたトウモロコシが、収穫にたどり着く前に立ち枯れてしまったから。理由はわからない。なぜだろう?残念だ。スイスチャードも黄色くなってきた。ふとみると藍も下の方の葉っぱが黄色くなりかかっているではないか!このまま育てていても枯れてしまうかもしれない…!と慌てて収穫しました。

来年はもっとたくさん育てたい。藍栽培初心者、一年目の記録。

全然量が足りないので、今回は叩き染め一本。


伝統工芸師、草木染友禅の林部さん に 草木染友禅 を習ってきました。
教えてもらったことを思い出しながらひとりでもできるかな…!?

色を定着させられるか…ドキドキの瞬間。

20190723

柳生博さんと、八ヶ岳倶楽部 2019年の100日記,

柳生博さんのご相伴にあずかりました。ありがたくワインを一献(二献、三献…!)おつまみに、ニホンミツバチの蜂蜜ラスク。「このニホンミツバチはねぇ、八ヶ岳倶楽部の宝です。本当に、可愛らしい。西洋ミツバチよりも少し身体が小さくてね…」柳生さん自らハシゴを登ってミツバチの巣箱をのぞいて、ニコニコとハチを見つめていたり。心から愛おしそうに嬉しそうに何度も「かわいいだろう」とおっしゃるのを聞いていたら、私もだんだん、ブンブン飛んでるハチが可愛く思えてきました。

バランスのとれた良い環境にしか暮らさないらしいニホンミツバチ。初めて八ヶ岳倶楽部の雑木林に来てくれた時は、「本当に嬉しかったなぁ!」その日はご家族で乾杯したそう。「あれは嬉しかったねぇ。いい森になっているよとミツバチに認められたようなね、そんな気持ちになったよ。」

柳生さんご家族とその仲間たちが手入れしている雑木林、もともとは鬱蒼とした針葉樹林、(林業のために人が1種類の木だけを植えた森)。過密に植えられたまま放置されていたそのあたり一帯は真っ暗で、とても静かな森だったらしい。「暗く静かな森」を「生き物がいっぱいの明るく賑やかな森にしたい」と40年以上。

木を切り、新たな木を植え、又は新たな木が生えてくるのを待ち、枝を落とし林床に光を入れて…。木漏れ日が届けば山野草が根付き、花が咲く。多様な植物が生あることで、多様な生き物がやってくる。小鳥がさえずり、ニホンミツバチもやってきた。私が訪れた雑木林は、小鳥の鳴き声賑やかで、ヤマアジサイの花や山野草の花咲く色鮮やかな明るい場所だった。森の話を聞いて森を歩くとちょっと感動しちゃいます。つまりね、生き物地球紀行だよ。

柳生博さんは、俳優さんで、クイズ番組の司会者であったり(100万円クイズハンター)、「生きもの地球紀行」のナレーションを担当していた方。つまり芸能人なのだけど、一般人な私にも気さくにお喋りしてくれました。でもそれは、私にだけ特別なわけではなくて。八ヶ岳倶楽部で働く若いこにも、声かけ一緒に飲んだりお喋りしたりするそう。パパさん、と呼ばれて慕われていた。柳生さんは、倶楽部に出入りする作家さんや音楽家さんも、お客さん達も、みんなに声をかけている。ここに出入りするみんなが、「ゆるやかな、大きな家族」なんだそうだ。ニホンミツバチも、小鳥も含めて。

(生き物地球紀行は子どもの頃大好きでよく見ていたテレビ番組。うちでは特に、弟がかじりつくようにみていて、私もつられた。おかげで、柳生さんの声は、すごく聞き馴染んだ声のような気がします。その声で「ゆるかな家族」の話を聞くと、なんだかジンとしてしまいます。)

柳生博さんがワインを飲んで気持ちよくお話されている間、息子さんで八ヶ岳倶楽部の代表取締役の宗助さんはあちこち動き回っておられました。木々を見て回ったり、ギャラリーの展示の配置を変えていたりと忙しそう。柳生博さんだけでなく、宗助さんや、スタッフさんや、お客さん、たくさんの人と生き物と植物が一緒に作っている世界観、ちょっとけっこうとても感動的でした。

という絵を描かせてもらいます。光栄です。雑誌「八ヶ岳DAYS」お楽しみに。 





20190720

「やわらかな森」 2019年の100日記,


八ヶ岳に来ました。明るく気持の良い森の中で6〜7時間ほど、過ごしました。お散歩しては立ち止まり、絵を描いたり、ワイン飲んだり。ゆったりと。雨が降ってきても、木々の下に居るとあまり濡れなくて、平気のへっちゃら。暗くなったので今日のスケッチは終わり。明日も朝から森のスケッチです。



朝の森は、鳥達の鳴き声が賑やか!八ヶ岳倶楽部の森をイメージしてブレンドされたというハーブティ「やわらかな森」をいただきながら、優雅にスケッチです。立派なイシガラミの巻きつく様を描いています。

自家製白パンとインゲン豆のスープでおなか温めたら、森の中へ散歩に出かけようかと思います



20190625

トンボがいない 2019年の100日記,

It’s very interesting architecture and landscape. Nice one. The design successfully attracts many tourists from all over Japan. On the other hand, building up ‘eco system’ seems not easy.
My father in law pointed out that
”There are some butterflies but no dragonflies. “

世界観の作り込み具合がすごい! 広場に立った瞬間うわぁっって心踊ります。建築とランドスケープの楽しさをこれでもか、と見せてくれる。国内からの観光客が集っている様子。
一方で、人工的に里山の生態系をこの場で再構築するっていうのは、なかなか簡単ではなさそう…

蝶々はいるけど、トンボがいない。
そう聞くまで気がつかなかった。不自然な生態系。

滋賀県。




20120523

五月生まれのあなたへ/To whom born in May.



お誕生日おめでとう!
Happy Birthday!

秋色に染められたタスマニアより
from Mako in Tasmania which has been dyed in autumn color.



赤やオレンジに黄色と秋らしい色のドライフルーツと木の実
それからラム酒をたっぷりつかったチョコレートケーキを焼いてみました。
写真撮影場所は私の大好きな我が家のバルコニー。
I baked this "happy autumn birthday cake"; chocolate cake with rum, nuts, and dried fruits.
Colour of  leafs in garden - red, orange, and yellow- was on this cake.
The photo was taken at one of my favorite place, a balcony in our house.


ロンセストンの町に植わるたくさんの街路樹も色づき、まちじゅうがキラキラ輝いているよう。色づいた木の葉が日の光をうけ風にゆれる様子を見ていると、なんだか「キラキラキラ」という音が聞こえてきそう。「シャララララン」といいますか。鉄琴を端から端へなでるようにしてうまれる音みたいな。そんな感じ。歩くのが楽しい季節です。

この樹の下を歩くたびに毎回ふっと思い出すのは、キラキラ光るドロップ型のペンダント。そのネックレスに出会ったのは、四年くらい前、まだ私が日本にいるときのこと。大学の友人(日本の大学、芸工の)で宝石やさんといいますか、ジュエリーやさん、で働いてる女の子がいて、そのお店で出してた新作。わたしは普段、ジュエリーなどとは縁がなく、あまり着飾ったりしないし、ファッション雑誌だって占いページ以外読まないし、化粧だってほとんどしなくって、だからもちろん高価な宝石をつかったネックレスなんて私の人生に関わりのないものだったはずなんだけど。身近にいた友達が働き始めてあれこれ話を聞くようになってから気になりはじめて、タイミングよく、当時していた地元の雑誌のお仕事の関係でたまたま、その友人のブランドのお店を訪ねる機会があったときに、出会っちゃったんです。淡い色合いの、ちっちゃい涙の粒みたいなかわいいあのこに。人生ではじめてジュエリーに心ひかれた瞬間かもしれない。そのペンダントに合いそうな服を持ち合わせていないし、自分が身に着けている姿を全く想像できないのに、なぜか魅かれてしまう。留学に向けてちょっとでもお金をためたい私には手の出る値段じゃなかったこともあり、もちろん手に入れることはなかったんだけど。あのかわいくキラキラゆれる姿はしかり脳裏に焼きついていて。そして最近、金色にきらきら輝くはっぱのたれさがり揺れるこの樹を見上げながら、うわぁー、あのペンダントがたくさんぶらさがってるみたいだ。きれいだなぁ。なんて思うわけです。
ちょっとだいぶ話が遠回りしちゃったね




ところで、5月はわたしの誕生月なんです。わたしの妹も五月生まれで。
気の合う先輩も5月うまれだし、今一緒の家に住んでいるオーストラリア人も5月生まれ。


実はわたし、保育園に通っていたころ、「五月生まれ」であることがたまらなく嫌だったんです。
保育園で毎月ひらかれたお誕生日会では、保母さん手作りのペーパーワークで飾られた部屋でこれまた手作りのカードをもらってお祝いされ、みんなで歌を歌うのです。素敵です。が、子供心に、その五月誕生日会用のペーパーワークがちっとも可愛くなくって、素敵におもえなくって、それで毎年、といっても三回だけですが、すこしむくれていたんです。かわいくない子どもですね。
保育園での5月の飾りは、青ベースに緑の葉っぱ。日本の五月は新緑の季節、初夏をおもわせる陽気な日もあるあたたかな月。だから青空色に新緑色は季節をつかんだ色の組み合わせで5月誕生日会にぴったりなのはわかるんですが、3-5歳児の女の子にとってはなんだかそっけなく感じられたものでした。あとすこし早く生まれていたら、ピンクや黄色のかわいいお花に飾られての四月お誕生日会だったし、もうひとつき遅く六月生まれだったら、アジサイの花に可愛いてるてるぼうずで彩られたカードをもらえてたのに。どうしてわたしは葉っぱだけなの?

そんなわたしに、母は何度も何度もくりかえし母が五月をほめてくれました。「五月って、おかあさんの好きな季節だよ。よく晴れてて、あったかくって、ほんとに気持ちよくって。いい季節にうまれて、よかったねぇ。」保育園のときも、小学生になっても、高校生になった時だって同じ言葉を耳にしました。今では胸をはって言えます。五月は綺麗な季節です。風の薫りたつ、新緑まぶしいきもちよい晴れ空。五月生まれでよかった。いつか自分が母になったら、こどものうまれたその季節の素敵なところをたくさん聞かせてあげたいとおもう。



タスマニアの強い日差しに包まれる朝の我が家のライブラリー(シェア図書室)より。ガラスが白く曇るような季節になってきました。


日本の初夏に向かう五月もすてきだけど
タスマニアの秋深まる五月もなかなか素敵なんです。
綺麗な季節に誕生日がむかえられて、素直に嬉しい。
わたしと同じ五月うまれのあなたに、五月って素敵な季節だよ、
日本でも、ここ、タスマニアでも。
五月生まれで幸せよね、わたしたち。
と伝えたくって今日はめずらしく写真をのせてみました。

タスマニアの五月、綺麗でしょ?

こんないい季節にうんでくれて、ありがと お母さん!

20111211

Tassie Animals./タスマニアの動物たち


Wombat is my favorite animal in Tasmania.
How cute they are!
ウォンバットは私の一番のお気に入りの動物。
タスマニアでいちばんかわいいやつ。



Other lovely one is fairy penguin. 
Tiny tiny blue penguin.
次にかわいいやつはフェアリーペンギン。
ちっこい青いペンギン。



Emu is bit scary though....
エミューはちょっとこわいんだけど


Wallaby or Pademelon.
I'm still not sure the difference between wallaby and pademelon.
They are everywhere in Tasmania!
ワラビーかパデイメロン。
いまだにどうやって見分けるのかわからない。
ワラビーはタスマニアのそこらじゅうにいる。




and, Tasmanian Devils.
These sister and brother are eating wallaby's leg.....
そしてタスマニアンデビル。
ワラビーのあしを食べているところ…






20111116

Neika Ave Surf Shack/Neika通りのサーフ小屋


Neika Ave Surf Shack is one of the coolest place I've been in Launceston.
The surf boards are everywhere; hanging from the ceiling, inserting between the red iron beams and the wooden beams, leaning on the wall, laying on the floor and sitting on the bench waiting for completion.
The soft day light falling on this tranquil half basement, the scent of timber in the air, and
the sudden chilly breeze from somewhere made my neck shrink. Sitting directly on the concrete floor might be not good idea, becouse the icy floor keep stealing heat from my bum. I grabbed one of the chairs and start second sketch of the shack.
Neika通りのサーフ小屋(Neika Ave Surf Shack)はタスマニア、ロンセストンにある素敵な場所のひとつ。
サーフボードがそこらじゅうにある。天井からぶら下がっていたり、赤い鉄の梁と木の梁の間にはさまっているもの、壁にもたれかかっていたり、床の上にころがっているものもあれば、作業台の上で完成を待っているものもある。静かな半地下室に柔らかな日の光がふりこみ、あたりには木材の香りが漂う。ふいにどこからか吹き込んだ冷たい風に私の首がぶるっとふるえた。コンクリートの床に直接座るのはやめたほうがいいかもしれない。この氷のような床は、私のおしりから体温をうばいつづけている。私はそこにあった椅子をひとつ持ってくることにして、二枚目のスケッチにとりかかった。




Every surfboards have different form, yet I think every shapes are beautiful. The form following the function remind me the beauty of the nature. It is amazing that these board are crafted by hands. Suddenly the scene of my university life in Japan popped up in my mind. At Nagoya City University, the first design assignment of the product design was to design the form looks 'fast'. The assignment named 'speed shape'.  I remember how much my classmates were struggling on and excited with this assignment at the same time, although I chose  architectural design course but not the product design.
The shadow of the surfboards shook suddenly. I somehow feels like swiming or floating in ocean and the marin mammals swarmed around me. 7years ago, the manly muscular dolphins came really close to me at the ocean near the chichi island in Japan. The dolphins looked at my eyes and it seems like inviting me to swim together in such a clear deep blue water. I breathed a big breath, as I only rely on snorkel but not oxygen cylinders. It might be good choice to swim without heavy oxygen cylinder, becouse my body can move much faster. Thanks my mum gave me the body can swim not too bad. Thanks my grandpa taught me how to swim in the wild water, although it was in the river not ocean. Thanks my dad for showing us how you love ocean. It was great  to swim with dolphins while I'm watching their cute eyes. The dolphins swam faster and faster, deeper and deeper. I tried to catch up with them and felt pressure on my ears. There were a moment of apprehension for every few seconds of pleasure.
サーフボードは全て違うかたちをしていたが、そのどれもが美しかった。機能に則したかたちにには自然のなかに見られる美しさにかよう部分がある。このかたちが人の手で丁寧に細工することで作り出されてるというのは驚きだ。とつぜん、日本での大学生活のワンシーンが鮮やかに脳裏にうかびあがった。名古屋市立大学のプロダクトデザインの最初のデザイン実習は速くみえるかたちをつくること、だ。その課題は「スピードシェイプ」と呼ばれていた。私は建築を専攻していてプロダクトのコースはとらなかったけれど、あのとき、私の友達がどれだけあの課題に苦労していて、そして同時に、わくわくしていて楽しんでいたのか、思い出さずにはいられない。
サーフボードの陰がふいに、ゆらりと、大きくゆれた。なんだか私は海の中を泳いで、いや海の中に浮かんでいるかのような錯覚を覚えた。海洋生物、海のほ乳類たちが私のまわりに群がっている。七年前のことだ、男らしい筋骨隆々としたイルカたちが私に近づいてきた。あれは、日本、父島のそばの海だった。イルカは私の目を見つめ、それはまるで、この透明な深いあおの世界への誘われているかのようだった。私は大きく息を吸い込んだ。酸素ボンベはなく、シュノーケルだけが頼りだったから。重たい酸素ボンベをかついでいなかったのは正解だったかもしれない。だってこのほうがよっぽど速く泳げる。そこそこちゃんと泳げる身体をくれて、ありがとうお母さん。自然の水の中でどうやって泳ぐか教えてくれてありがとう、おじぃちゃん。海ではなく川だったけど。ありがとうお父さん、どれだけ海が好きなのかをみせてくれて。おかげで私も海を好きになることはすごく自然なことだと思えたよ。イルカと見つめ合いながら一緒に泳ぐ瞬間はすばらしいものだった。イルカはますます速く、そしてどんどん深くもぐっていく。私はイルカについていこうと必死だった、そして耳に重いプレッシャーを感じた。すべての喜びの瞬間の中に、不安の瞬間があった。




"Mako!"
My name was called by loud voice, and I came back to reality from daydreaming. It was Danny. He has been cleaning up the mess. There were so mach dust and water came into the house. The workers outside of this house, had splayed water like crazy to clean up the surface of building before they start to paint. Ironically, it made so much mess inside of the house. Danny has been cleaned up this mess and also washing dishes by himself during I enjoyed sketching and daydreaming. Such a good boy and I felt I'm bit bat girl. It is my bad habit that enjoying the imagination world created from surrounding landscape and my old memories during sketching. When I grab the tea towel to dry up the dishes, he said I don't need to do that. He said that he just thought I was dissapeared without telling him anything.
Wiped the mug cups, looked back and watched the shadow of the surfboards. Shadow was swinging because of the workers shadow is moving around or water flowing on the surface of the glass.
「真子!」
大きな声で名前を呼ばれて、私はデイドリーミング、空想世界から現実世界に引き戻された。ダニーだった。彼はずっと掃除をしていたのだ。埃や、小さなゴミが水と一緒に家の中に吹き込んでいたのだった。家の外にいる作業服を着た男たちは、ペンキを塗装する前に建物の表面を綺麗にするためとかで、すごい勢いで水を家に向かって噴射しつづけていた。皮肉なことに、その作業は家の内側をひどくよごした。ダニーはひとりでこのゴミの掃除をしてついでに食器洗いをしていたのだ、私がのんきにスケッチしながら空想世界を楽しんでいるあいだに。なんて良い子なんだ、そして、なんて悪い子なんだ私。これは私の悪い癖。スケッチしている間、周りの風景や思い出からつくりだされた想像の世界に時々どっぷりひたってしまう。ふきんを手にとり、洗われて並んでいる食器を拭こうとしたら、そんなことはしなくていいとダニーに言われた。ただ、彼は、真子が何も言わないまま消えてしまったのかと思ったから名前を呼んだのだと言った。マグカップを拭きながら振り返り、サーフボードの陰を見つめた。陰はゆれていた。そとで動き回る人の陰がそう見せているのか、窓の表面をつたう水がそうさせているのか。




After I finished my breakfast; the toasts with the crashed avocado and coffee, we went to Cataract Gorge for morning walk. The air was really nice. Both of Danny and Tom are tall and have much longer legs than me. I have a feeling that they walked slower than their usual speed, but I couldn't fill the gap between us when we climbed up the stairs. I had to walk step by step beside two boys skipped steps of the the stairs. My breath become too fast to talk. I wonder how these boys can keep chatting while they are walking. Although I coudn't speak, I still be able to enjoy the landscape. It was fun. There was a small wallaby or pademelon carrying their baby in their pocket. Trajectory of the big black bird's flight was liner and parallel with us. Wonder insect on the ground walked pass in front of me. I thought it was an big blue ant, and remember someone told me that blue ants in Tasmania have poison strong enough to kill people. I'm not sure whether the stor of the blue ant was true or not, but  I felt little bit scary. However, I found it was not an ant but two insects. It's very strange. These spiderman color's shiny insects walking together but their position is like mirroring. One of them have to walk to back. It's very strange. I stared the insects to remember their shape becouse I wanted to draw later on my journal.  Look! It was something like that. What is this insects' name? Does anyone know it?
つぶしたアボカドをのせたトーストとブラック珈琲の朝食を終え、私たちはカタラクト渓谷に朝の散歩にでかけた。朝の空気はきもちいい。ダニーとトムは二人とも背が高く、私よりも長い脚をもっている。彼らが、ゆっくりめに歩いてくれていることに、なんとなく気づいているけど、それでも階段をのぼっているときなんか、二人と私の間にあいてしまった差を詰めることができなかった。ふたりが一段抜かしで階段をのぼってるところを、私は一歩一歩のぼっていかなくちゃいけないんだからしょうがない。私の息はあがって、しゃべることができなくなった。どうしてこの二人は歩きながらずっとしゃべり続けられるんだろう、と不思議でしょうがない。しゃべることはできなかったけど、まわりの景色を楽しむことはできる。小さなワラビー、それともパディメロンか、どちらかわからないが、その小型カンガルーのような動物はおなかのポケットに赤ちゃんをいれて動きまわっていた。黒いおおきな鳥の飛行軌跡は直線的で、私たちの歩く道と平行していた。地面の上で、不思議な虫が私の目の前を横切って歩いていった。大きな青い蟻?誰かが私に、タスマニアにいる大きな青い蟻は猛毒をもっていて、その毒は人を死に至らしめることができると言っていたことを思い出した。ほんとかどうか確かじゃないけど、でもちょっとこわいわ。そう思いつつよくよく眺めてみると、それは一匹の蟻ではなく、二匹の昆虫だった。ふしぎ。スパイダーマン色のきらきら輝くその虫は、鏡でうつしたかのように二匹ならんで歩いていた。一匹は後ろ向きに歩いていることになる。あとで私の日記帳に描いておかなくっちゃ、と思って、私はかたちと模様を覚えるため、じーーっと観察した。ほらみて、こんな感じ。この虫の名前、なんていうの?誰か分かる人いるかしら?




20110922

story of the bluestone rock cliff and duck-rabbit. / あひるうさぎと碧い岩壁のはなし



Discovering the rock cliff at salamanca courtyard
It was a dramatic and romantic meeting. I will always remember the moment the rough surface of the bluestone cliff suddenly appeared in front of me at the end of the dark and narrow corridor. The primitive rock surface covered with weeds and flowers absolutely fascinated me. The important point was that I was not walking through a wilderness forest, but lively Salamanca where small shops overcrowd each other. I was between heritage buildings, so it was not expected that I feel the sense of wilderness. In addition, the tiny courtyard was full of people and vibrant with life. The rock wall acted as the perfect backdrop for the band, and people were enjoying the music under the plants living within the cracks of the rock. I was overwhelmed with the beauty and liveliness of the space. This was one of the most impressive experiences of my first week of staying in Hobart, Tasmania.

Hobart and me
Hobart is a new city to me, as I have been living in Launceston since I came from Japan two and a half years ago. When I decided to come and stay in Hobart to partake in the research project during the summer break, I only knew that Hobart was the biggest city in Tasmania, that the popular Salamanca Market was held every Saturday and that the waterfront is a beautiful place to walk. My research partner, Raja, comes from Malaysia, so is also an out-of- towner. Neither of us knew anything about Hobart, and we often got lost in the Hobart CBD. Our Hobart urban life was full of surprise, wonder and excitement.

Hidden Rivulet forming the urban landscape
The first day of the research project at the OSA -Office of the State Architect -was unforgettable. Alysia who works at the oOSA took Raja and I for a walk around the Hobart CBD. Her walking path was very dynamic, free from the tidy city grid, unlike our own. The organic shapes of arcades and laneways from Centrepoint to the Cat and Fiddle Arcade to Wellington Walk promote different walking paths from the edge of the city block in the tidy city grid. It seemed like great architectural planning – however, it was actually formed by the path of the Hobart Rivulet.

It is the Quarry – but not wild nature
One day, when I was talking about the rock cliff face with excitement, Peter, the state architect told me that the rock cliff was actually not natural, but was man made. He said that it was in fact a Quarry. At first I couldn’t believe nor did I understand that the rock was man made because it felt wild and natural – I was shocked.

Duck-rabbit illusion
After Peter told me that the rock cliff at Salamanca was the Quarry, not only did my understanding and image of Hobart city change, but also the concept of the city and landscape became something new. It is similar feeling to Kuhn’s duck-rabbit opitical illusion. He uses it to demonstrate the way in which a paradigm shift could cause one to see the same information in an entirely different way. Such a paradigm shift occurred within my mind.

Man dominates nature or nature dominates city?
This is the moment something in my mind started to change. I questioned my- self: Why I was so impressed by the rock cliff? Why did I feel as if the rivulet was romantic? I started to wonder about the concept of wild nature and man made environment. I was not sure who actually dominated the form of the city and landscape - man or nature? I feel that Hobart city has the potential to have strong characteristics of connections with nature, but what does “nature” mean?





This essay is the introduction of "SPECULATE"
which is corroborative ADR(Advanced Design Research) report 
with OSA;Office of State Architect. 



岩壁との出会い。サラマンカの中庭で。
ロマンチックでドラマチック、そう、衝撃的な出会いだった。狭く暗い道をとおりぬけたあと、荒々しい青い岩肌が突然目の前に現れたあの瞬間を私は忘れることができないでいる。なんとも原始的な力強いその岩肌は、そのところどころを草花に覆われ、そして私を魅了した。だいじなポイントは、私はけっして森の中を歩いていたわけではなく、小さなお店が肩をならべひしめきあっている賑やかなサラマンカ(タスマニア、ホバートにある地区)を歩いていたということだ。古い石造りの歴史的建造物の建ちならぶなか、原生的な自然を感じることになるなんて、どうして予想できようか。その小さな中庭は多くの人と活気に満ちていた。切り立った岩壁は最高のバックステージとしてバンドの演奏に華を添え、そして人々は岩の小さな亀裂に生える植物の下で音楽を楽しんでいた。その空間の圧倒的な美しさと熱気といったら!タスマニアの州都ホバート滞在一週目の、最も忘れがたく印象的なできごとだった。

ホバートと私
二年半前に日本からタスマニアに移ってきて以来ずっとわたしはロンセストンという町に住んでいる。そのため、私にとってのホバートはまったく新しい町だった。夏休みの間の研究プロジェクトに加わるためホバート滞在が決まったとき、私がホバートについて知っていることと言えば、タスマニアのなかで一番大きな町であること、毎週土曜日にひらかれるサラマンカマーケットはすごく人気であること、それから、水辺の景色が綺麗でお散歩するのにもってこいであるということ。それだけだ。私の研究パートナーであるラジャはマレーシア出身。したがって彼女も私と同じく「よそもの」である。二人ともホバート地理にあかるくなく、おかげでよく迷子になった。私の夏休みのホバート生活は、驚きと、不思議、興奮でいっぱいのものとなった。

都市を形づくる隠された小川の存在
タスマニア州立建築家(公務員建築家)のオフィス(OSAと呼ぶ)での研究プロジェクトの初日も忘れがたいものがある。OSAで働くアリシアはラジャと私を町歩きに連れ出してくれた。アリシアの選ぶ道、歩いた道は、きちきちとした都市のグリッドから解き放たれ、自由でダイナミックだ。街区にそって、つまりしかくいブロックのふちを歩いていた私とは大違い。アリシアとの散歩は、センターポイントからキャットアンドフィドルアーケードを抜けウェリントンウォークまで、商店街や小さな抜け道、ビルの隙間をくぐっていくようにして、オーガニックな軌跡をえがく。歩くことが楽しくなるような道。もしかしてこの道は、素晴らしい都市計画、都市デザインのひとつなのではと感嘆のため息を漏らしていると、アリシアは衝撃の事実を私に伝えた。この都市景観はホバートにながれる小さな川によって形成されたというのだ。ホバートの秘密を知り、私の心臓がとくとくと早く脈をうちはじめた。

石切り場。原生自然ではなく
ある日、OSAで、私は大興奮しながら件の青い岩壁の話をしていた。すると、それを聞いていた州立建築家のピーターは「ほんとうのところ、あれは自然じゃないんだよね。人工なんだよ。」と私に言うではないか。私が原生自然の香りを感じたあの岩肌は、自然の景色ではなく、石切り場だというのだ。サラマンカにたちならぶ石造りの建築群のその資材としての石を切り出したあとできた崖なのだ。そう耳にしたとき、にわかには信じられなかった、いや、理解できなかったという方が正しい。あの岩が人工?野性的な自然だって感じたあの岩が?ショックだった。

アヒル - ウサギの錯覚
ピーターが、あのサラマンカの青い岩壁は自然の景色なのではなく実際は石切り場なのだと言ったあと、私のホバートについてのイメージが変わっただけでなく、都市や風景の概念までなにか新しく見えだした。それは、まるでトーマス・クーンのアヒル - ウサギをみたときのような感覚。クーンは一つの同じ情報をみていてもまったく違う見方をすることができるということをアヒル - ウサギをつかってしめし、パラダイムシフトについて説明をした。パラダイムシフトとは、当然のことと考えられていた認識や思想、見方、常識、価値観などが革命的に劇的に変化することを言う。そう、そのパラダイムシフトが私の中でおこりはじめていたのだ。

人間が自然を支配しているのか?自然が都市を支配しているのか?
私の考えが変わり始めた瞬間だった。私は自分自身に問いかけて見た。どうして私はあの岩壁にあんなにも感動したのだろう。小川が都市を形成する話にうっとりとし、ロマンチックだわと感じたのはどうしてだろう。原生自然と、人工環境という概念そのものに疑問を持ちはじめた。そして、いったい何がこの都市の風景をかたちづくっているのか、人間なのか、それとも自然か。わたしにはよく分からなくなっていた。ホバート、この町は自然とのつながり方という面で強い個性をもつ可能性を秘めているんじゃないか、と思い初めていたのだが、しかし、いったい「自然」とはどういう意味なのだろう?なにをもって「自然」と呼べばいいのか?









このエッセイは
OSAタスマニア州立建築家(公務員建築家)のオフィスと共同の
アドバンスドデザイン研究の報告書である
"SPECULATE(思索)"という小冊子の
イントロダクション(前書き)として書いたものです。


20110309

"Anti-mill protesters vow to fight on"/「パルプミル工場反対、戦いへの誓いをたてる」


"Anti-mill protesters vow to fight on"
パルプミル工場反対 プロテスター達(抗議をする人々) 戦いへの誓いをたてる
ABC News
http://www.abc.net.au/news/stories/2011/03/07/3156712.htm

"Pulp mill protesters step up campaign"
パルプミル工場への抗議活動のステップアップ
The Examiner
http://www.examiner.com.au/news/local/news/general/pulp-mill-protesters-step-up-campaign/2095101.aspx


 

photos are from the protesters. 

I would like to write Japanese translation of the article on ABC News.
(I will not write my opinion today.)
ABCニュースの記事を日本語に訳して紹介したいと思う。
(今回は、自分の意見や感想など無し。)

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ABC News 
Updated Mon Mar 7, 2011 9:45am AEDT

Protesters against Gunns' proposed pulp mill project say they will do whatever it takes to stop the mill from being built.
ガンズ社(Gunns)の提案する新しいパルプミル工場プロジェクトに対するプロテスター(抗議する人)は、工場の建設を阻止する為なら何でもすると言っています。

About 40 protesters trespassed on the site at Long Reach in northern Tasmania yesterday and unveiled a giant banner saying 'Stop the pulp mill'.
Protesters from the group Community Opposing the Destruction of the Environment say it is the wrong mill in the wrong place.
約40人のプロテスター達が、昨日、北タスマニアのロングリーチにあるガンズ社の敷地に侵入して、「パルプミル絶対反対 (Stop the pulp mill)」 と言う巨大なバナー掲げました。
間違った場所に計画された間違った工場だ、と「環境破壊反対コミュニティー(Community Opposing the Destruction of the Environment)」のメンバーのプロテスターは言う。


Group spokeswoman Dr Lisa Searle expects protest action to increase in coming weeks.
"There's a lot of community that are very ready and willing to go public and make themselves more known as being in strong opposition to this mill," she said.
"I'm incredibly disappointed by the lack of public consultation, information's been kept from the public about the assessment process right from the beginning.
"Continuing on, the marine modules were never released to the public, despite Gunns stating at their last AGM that they would do this, so we've obviously been very disappointed.
グループのスポークスウーマン、リサ・サール博士(Dr Lisa Searle )は、抗議行動が次の数週間増加すると予想しています。
「このパルプミル工場に絶対反対である、ということを知ってもらう為に、公の場に出てくる意思があり、またその準備のできている団体がたくさんあります。」と、リサ・サール博士は言いました。
「(環境への)評価過程に関する情報は公開されないまま。公なコンサルタントの不足に対して私は非常に失望しています。」
「加えて、海洋のモジュールについては、ついに全く公開されないまま。ガンズ社は最後(最も最近の)年次総会において約束したにも関わらず。」


The Federal Environment Minister Tony Burke will decide on the mill's marine assessment later this week.

"Basically, we want to tell Tony Burke that this is the wrong place and the wrong mill and that Gunns is never going to obtain a social licence from our community," said Dr Searle.

Gunns spokesman Matthew Horan says the company is willing to meet with protesters.

連邦政府の環境大臣のトニー・バーク(Tony Burke)は、今週、工場の海洋の査定についてを決める見込みです。

「基本的に、間違った場所に計画された、間違った工場であり、ガンズ社が私たちの共同体から社会権を決して取得しえないのだとトニー・バークに言いたいと思います。」と、サール博士(Dr Searle.)は言いました。

ガンズ社スポークスマンのマシュー・ホラン(Matthew Horan)は、プロテスター(抗議団体)に会うことも辞さないつもりのようです。



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Pulp mill issue; Tasmanian forest and Japanese toilet paper./
パルプミル問題;タスマニアと日本のトイレットペーパー
http://mako-seekingthetruth.blogspot.com/2011/02/pulp-mill-issue-tasmanian-forest-and.html