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20200516

"CatchLight" movie by Cinematographer William Greenawalt

Catchlight - Mako: Sketch Journalist from Catchlight on Vimeo.


Artist Masako Okaku talks about her love for color, documenting the beautiful world around her, and working as a Sketch Journalist.
Featuring:
Masako Okaku
makopenandpaper.wordpress.com
Director / Cinematographer:
William Greenawalt
willdesu.com
Editor / Colorist:
Michelle Madden
maddskills.com
Translation / Subtitles:
Mao Iwai
Special Thanks:
Mr. Ikuno
Farmer's Smoothie
Kouchi Hayashibe
Catchlight series created by Willdesu
inthecatchlight.com
Copyright 2020

20200506

NOTE: World is beautiful, when you notice...世界は美しい、もしあなたが、その美しさに気がつくことができたのならば。

This is a note I prepare for a interview in December 2019. 
2019年12月インタビューの前に書いた英語メモより翻訳.



Message 

These days, when I look through World news, I feel the world we live in sounds like an awful place and makes me so sad. Disaster it might be related to climate change, war, fear to disease, virus infection… Depression and anxiety.

I hope my artworks will bring some awareness how beautiful the world surrounded you is.
Even, after the disaster, scenery might be change significantly and could make you sad, please, look around carefully,then, you may find a little flower is blooming, little bud may on the tree, or elderly lady’s shite hair could be shining.

"Enjoy your life" 
 "World is beautiful”.
That's what I would like to tell you through what I do.

私たちが暮らしているこの世界は、ひどいところなんじゃないかと感じてしまう時がある。悲しいニュースが溢れている。度重なる災害 (気候変動に関係しているかもしれない大きな災害)。いまだどこかでは戦争が起こっていて、病気への不安から苦しんでいる人がいる。感染症の恐怖。鬱々とした気持ちを抱えている人も。

私はペンを動かします。
あなたの周りの世界が、美しいということに気づいてもらえるように、と願いながら。
例えば災害の後で、目の前の風景が一変し絶望的な気分になったとしても、目をよく開いて、周りを観察してみたら、枯れ枝の先に小さく芽吹く葉っぱを見つけられるかもしれない。小さな花が咲き、お年寄りの女性の白い髪が朝陽をうけ、すばらしい輝きをみせているかもしれない。美しいものを拾い上げ絵に描き出します。

誰かの人生のビターな時期に、喜びをもたらすこと(喜びとまではいかなくても、少なくとも、ほんの少しの、心落ち着く瞬間をもたらすこと)ができるような絵を
生み出したいと思っています。

「世界は美しい、もしあなたが、その美しさに気がつくことができたのならば。
その時その時の、人生を、どうぞ目一杯楽しんで下さい。」
それが、自分がしていることを通じて、私が伝えたいこと。


* I'm not intend to "teach" how to live. I'm not perfect as I'm the one who often struggled with my life. 
Sketching made me feel comfortable, calm and nice,  when I found difficult to let anxiety or anger to go. Actually, " realize the beauty of the world through sketching" made me calm down and let it go. I just want to "share" - instead of "teach"- what made me relax, because it could be very helpful to someone who are in middle of hard time.

私は生き方を「教える」つもりなんてありません。私は完璧な人ではない(完璧な人なんていない)のです。しょっちゅう何かに苦戦しています。不安とか怒りにきもちが持っていかれそうになることも多々、そんな中、スケッチをするという行為が私を高ぶった気持ちをなだめ、穏やかな気持ちに導いてくれます。いや、スケッチを通して、「世の中の美しい側面に気がつくこと」ですね。私の心のささくれを取り除いてくれるのです。

私はその、私の気持ちを救ってくれたもの、について「シェア」したい、のです。「教える」のではなくてね。
それが、今すごく辛い時期を過ごしている誰かの助けになるかもしれない、と願って。








Over view of me and my works

If you ask me who I am?

I call myself "a sketch journalist”
What I mean by "journalist" is, my artwork is based on my journal, diary of my experiences and explorations. 
I've  been with my style of sketching as a work since 2012 ; around the same time when I completed my master degree in Tasmania.
「スケッチジャーナリスト」と自分で名乗っています。直訳すると「絵日記師」といったところでしょうか。ジャーナルとは日記のこと。自分の体験したことや、探究した世界について日記に書くように、絵を描いています。このスタイルで、お仕事をはじめたのは2012年、タスマニアで修士号を取得したのと同じくらいの時期から、今まで続けています。

Pen & Paper

'MAKO. Pen and Paper' is the business name and I use this as a signature on my work too. 
'PEN and PAPER’ is tools for my creation. I’m using the words more conceptual way. Even brush and  walls , and apple pencil and iPad are 'PEN and PAPER' to me. There are various type of pen from old traditional one to new technology. Depend on tools and the materials 'outcome' may differ. I choose best one for each project.

First of all, I love using drafting pen and fine paper. Transparent watercolor.
Apple pencil and iPad to create pictures  as a Digital data,  are easy to apply to animation, or graphic design and for website or printed materials. Natural Plants dying technique called ‘KUSAKIZOME-UZEN’ is the one I'm now learning and practicing. Laser cutter and Acrylic board is quite interesting.

お仕事をする時の名前として、'MAKO. Pen and Paper'という名称をこれまで使ってきました。「Pen and Paper」つまり「ペンと紙」。私の仕事道具です。コンセプチャルな使い方をしています。例えば「筆と壁」「アップルペンシルとiPad」も私にとっての「ペンと紙」です。伝統的な手法から、新しい技術まで様々なタイプの「ペンと紙」があります。どの道具を「ペン」として使い、何の素材を「紙」とするか、によって「できあがるもの」は変わってきます。依頼されたお仕事それぞれに対して最適だと思う「ペンと紙」を都度選び、使っています。

愛用しているのは、「ドラフィティングペン(建築用のペン)と紙(感じのいい紙、数種お気に入りがあります)」。「透明水彩絵の具」も欠かせないです。デジタルデータが必要とされる場合は「アップルペンシルとiPad」をよく使います。ウェブサイトに使うための絵や、印刷物を入稿するためのデータとしての絵、簡単なアニメーションを作るのにも向いてます。一方で、伝統的な技法にも興味があって、今練習中の「草木染友禅」は「植物由来の色と布」を用いた表現です。レーザーカッターでアクリル板に刻み付けるタイプの絵も、きらいじゃありません。



Academic back ground

And don't forget about my academic background, because… it's all over my work.

Learning about architecture, gave me understanding a space, of course. More than that, it bring me an idea that creative for problem solving.
My arts work is  connected with society somehow.  For example. I made wall painting or drawing for Hospital, Kindergarden, Facility for patients with dementia. My drawing is to bring welcoming and friendly atmosphere into those space.
* I chose appropriate tool and materials to make the wall painting work together with architecture it self.  I wish I could to contribute to make better environment.

アカデミックバックグラウンド(大学大学院で学んだこと) について省略することはできません。卒業後何年経っても、私の作り出すものに、強く影響を与えているから、です。
建築を専攻していたことで、「空間を読み解く」いくつかのスキルを得たことはもちろんですが、それ以上に大きなことは、「社会の問題解決の為の創造(クリエイティブ)」があるのだと知ることができたこと。
ここ数年の間に私が生み出してきたもの、絵の仕事は、なんらかのかたちで社会とつながっています。様々な人にとって、より心地よいベターな環境を作ることに貢献したい、という思いが私の仕事の根底にあります。例えば、病院、幼稚園、認知症患者の為のデイサービス施設の為に絵を描いています。あたたかく親しみやすい雰囲気の空間を差し込むことを目標にしています。
*絵でありながら建築空間の一部。描き方(ペンの選び方)や素材については、建築空間と響き合うものをセレクトします。

I guess You have no idea how much time I spent on the research to come up with my work.
For example, museum. I have made a big wall drawing for The Naumann Elephant Museum. the Elephant  used to live in Japan, in the last Ice Age, about 40,000 years ago.
The wall drawing has to be nice as a interior. The wall is to make guest  feeling comfortable. At the same time, my drawing have to be accurate in a scientific way. so I talked to curators, Mammologist, geologist and archaeologist and many. and they pass me a copy of thesis they wrote. I had to dig in all the thesis…Actually, I literally dug up the soil. I Participated in excavation work, to find Fossils of Naumann Elephants. It was quite fun!

During Studying at Master degree, I have learned how to exam datas and organize informations, I have done some practice to use theory to create artifact.Thank you Catriona. I enjoyed your class about Design research and theory.

実際に絵を描き始める前に、どれほどの時間をリサーチに当てるのか、あなたはきっと想像できないことでしょう。
野尻湖ナウマンゾウ博物館に大きな壁画を描かせてもらいました。今はもう絶滅していますが4万年前の日本に生きていたというゾウについての博物館です。改築された建築空間に似合うインテリアとして成り立つ絵で、来場者をあたたかく迎え入れる絵でありながら、「科学的に正確である絵」を描く必要があります。たくさんの専門家の話を聞きました。哺乳類学者、考古学者、地質学者…。論文をどっさり、手渡してくれる研究者さんも。私は数々の論文を読み、掘り起こして‥そう、文字通り地面を掘る体験もしました。発掘作業に参加させてもらったのです。面白い体験でした。

大学院の授業で、どのようにデータを読むのか、どのように情報を整理するのか、それからどのようにセオリー(理論)を表現につなげるのか、といったことを学びました。デザインリサーチとセオリーの面白さを教えてくれたカトリオナ先生には、とても感謝しています。

Process of my work

At the right beginning of the project,I let all my brain cells get to work.
But, you know, when I'm working on the actual art work, it's pretty much physical.
Completely different job.

I take "my break time"  very seriously on the other hand. 
Taking a couple of cups of coffee saves my art for sure.

絵を描く仕事、そのプロセスについて。
プロジェクトの始まりは、「脳細胞に頑張って働いてもらう」イメージです。
でも、実際の絵を描くときは、頭脳作業というよりもっと、身体的。
この二つの作業は、ものすごく違います。

あと、「休憩する」ことも、すごく大事。
カップ一杯の珈琲休憩が、私の絵の仕事を成り立たせてくれている、といっても過言ではありません。





This is a note I prepare for a interview in December 2019. 
Special Thanks to Kyoto Tomisawa, and Dice Yamakawa.



20191023

だいじなのは小さな物語の集積 2019年の100日記,


とても嬉しいことがあったので、聞いてください!GREEN HOUSEさんのインスタグラムで、わたし真子のことを素敵に紹介して下さいました。「コンセプトを根っこから知ろうとして下さる方。」「とても勉強熱心。」本当に嬉しく光栄なことです。そして、今回ご依頼してくださっている「絵」、きっと魅力的な「物語を織り込んだ絵」にしあがることでしょう!


お仕事として絵を描く時は、ケースバイケースで様々な方法があるのですが…
直接わたしに、絵のご依頼をしてくださった方に対しては、なるべく多くの時間を「情報を集め整理する」作業にあてるようにしています。そして、

「物語を集めて組み直し、一枚の絵にしていく」という方法で絵を描き上げます。興味深く、すごく楽しんで、その作業にあたらせてもらっています。 

物語は、現場に落ちていたり、その土地の地層の中に埋まっていたり、書物の中にあることもあれば、神社に残された言い伝えに姿を潜ませて、湧き水と一緒に吹き出してきたりします。そして何よりも、対象としてる場所、またはプロジェクトに関わっている一人一人の内側にそっと眠っていたりします。


(お仕事としての絵のご依頼には、もちろん時間にも予算にも限りがありますが、限りがあるからこそできることも、生まれるものもあるような気がしています。集中して感覚をそば立たせるには、むしろ時間制限があった方がうまくいきます。)


私に絵をご依頼してくださったミスズアグリさんでは何十人もの方が働いています。わたしはそのうちの数人の方にお会いし、それぞれの方と少しづつお話をさせてもらいました。社長さんはじめ、総務として働いている方や、飲食店のスタッフとして働いている方、店長になられる方、農場で、または肥料づくりの現場で働いている方に、働いていた方…。一人一人の心の中にある、ご自身の仕事への想いや、思い出、楽しんでいること、大切にしていること…そういった個人の物語を聞かせてもらいました。ひとつづつ、拾い集めてつなぎ合わせて織り込んでいくことが、「ひとつの会社全体をあらわす絵」を描くわたしなりの方法です。


一文でコンセプトを説明し、ターゲットとするお客さんの胸に刺さる「キャッチコピー」のような鋭さや、折り込みチラシのような明快な紙面をつくるのは、わたしにはちょっと苦手です。でも、キャッチーな言葉やロゴマークのうしろに回り、一見ぼやっと霞む背景となりながらも、小さな物語たちを紡ぎ、大きなイメージを描くことは得意かもしれません。物語は繋がりながら、お互いをうつし合い、キラキラ輝く、光の網になります。ジュウジュウタイモウのイメージです。


私の絵は、(腕のいいコピーライターさんと組まない限り)広告/広報という意味での即効性には少しかけるかもしれませんが、スルっと人々の意識の中にすべりこみ、時間をかけて効果を出してくれるんじゃないかな、と自分なりに思っています。いつの間に側にいて、ながく寄り添う絵。物語全体の持つイメージを好きになってくれるファンを増やしていくような。そういうお手伝いをする絵です。見た目は素朴で柔らかい物腰の絵ですが、そこに描かれている物語は「リアル」だから、それは実はとても「つよい」のです。ニセモノの、雰囲気だけ今っぽく仕立てたイメージは時間が経てばメッキが剥がれていきますが、本物は味わいを増していきます。

そんな絵を描くにあたり、だいじなのは小さな物語の集積です。あるひとつの企業さんのことを知ろうとした時に、私が気にするのは、企画書の中の企業のコンセプトを示す一文というよりも、(もちろんそれもだいじですけども)、動いている実際の現場の風景だったり、ひとりひとりがどのように働いているかだったりします。そういった話を集めたいなぁという時に、相手側の方に、「コンセプトを根っこから知ろうとして下さる方。」だと言っていただけたのなら、それは良い追い風に乗っていることになります。 ・


だからもう、きっといい絵になることでしょう。

ミスズアグリ さんの新店舗の壁画。
心地よいエネルギーがふつふつと湧いてきます。

makopenandpaperの壁画制作
あるいは
本気の空想スケッチ


*
最近本をつくっています
自分の制作や仕事の取り組み方の、言語化を試みているところです

20190809

オステリア ガット 2019年の100日記,

menu drawing 
by #makopenandpaper 
for osteriagatto 



長野市の「オステリア ガット」さんにて。アスパラソテーをいただきました。シャクシャクっとした食感とプチプチマスタードシードが美味しい。合わせますのは、坂城巨峰葡萄酒2018。辛口のスッキリしたワイン、グラスをかたむけながら、メニュー板を愛でててきました。

私がドローイングした線を、EPSデータに変えて、レーザー加工したもの。木の板はワインの入っていた木箱です。使われて少しクタッとしたところがまた、いい感じ!もっともっとたくさんの人の手で、もっと魅力的な風合のメニュー板になっていくんだろうな…。経年変化も楽しみ!

20190718

「伝統工芸の壁」 2019年の100日記,

伝統工芸師
草木染友禅の林部さん に 
草木染友禅 を習う 
2019.7.18.

わたし #makopenandpaper の絵で作った手ぬぐいを師匠に見てもらった。レトロメトロバックパッカーズの為の緑の手ぬぐい(ラウンジに人が集うようす)をたいそう気に入ってくれた。

「これだよ、真子ちゃん!真子ちゃんの描くこういうね、奥行きがあって広がりを感じさせる風景の中で、人が生き生きとしている絵。これはなかなかいいものだよ。なかなかないからね。何回も言っているけどね、完全な草木染友禅や伝統に、こだわりすぎなくていいんだよ。この細い線はなかなか草木では出せない。糸目にこだわりすぎなくていい。この線の地に草木をつかうとか、一部だけに草木の色を刺すとか…色々やりようはある。合わせたらいい。持っているものを生かさないと」

出会った時から何度も言ってもらっていること。建物や町や植物のおくゆきある空間に、人々。そこに草木の色を刺したもの、そんな友禅、そんな着物。きっと見たことないものになる…!おもしろいものになるよ、作ってみたら?そうやって師匠が色々構ってくれるようになった。

なかなか踏み出せないのは、私の心の中に自分で作ってしまった「伝統工芸の壁」。やっぱり憧れがあるのだ。伝統技術、草木染友禅に。やるからには、全て天然の材料を用い、伝統的な技法にのっとって作ってみたい。その、自分で上げすぎたハードルがあまりに高すぎて二の足を踏む。


伝統って言ったって、そこに絶対揺るがない正解があるわけでなく、革新を重ね変化しながら受け継がれたものだ。と、いうことももっとも。よく分かる。伝統工芸師
である林部さんも、そのお父様の時代の友禅の作り方を変えた人だ。分業制の工房から一人で全行程作るスタイルに、変えたから今も続いているとも言える。(細分化された職人技だと、1つの分野の職人さんがいなくなったらもう出来なくなってしまう。)さらにその上の代、また前の時代と遡ると技法も素材も違ってきて当然。

では私が求めている「伝統的な技術」とは何を指すんだろう。あやふやなものに確かな姿を期待して、強く憧れている。「天然のものだけで作ってみたい」の天然とは、果たして何のことを言うのか。自問自答をするも、答えがわからない。「こだわる」と言うと聞こえがいいが、「とらわれている」と言われてしまったら、立ち止まらざるを得ない。実際、とらわれ過ぎて、なかなか前へ一歩踏み出せないでいる。何故そんなに憧れるのか。自分が何につまづいて何故足踏みしているのか


これまでの間に師匠から教わったものだけでももう「できることは色々あるよ。真子ちゃん、おもしろいもの作ってみてよ」と言ってくれる。 ・

分業のひとつに図案を描く人がいる。構図を考え、実際に絵を描く人。その人の図案を別の何人もの職人達が生地に描きつけていた。絵を描く為の修行にずいぶん時間を費やす。「真子ちゃんは、もうすでに、描けるから」と言ってくれる。そんなそんな、まだまだだと謙虚になる気持でいっぱいだけど…でも、ちょっとずつ気づいていることもある。


友禅の展示などを見たときに、引っかかるようになってきている。「あれこの図のこの線、あとほんの少し伸ばしたらもっとずっとしまるのに」とか、この色の取り合わせ微妙に惜しい、とか。偉そうに上から目線になっちゃダメだと思いつつ、展示見ながら「自分だったらこうするのに!」がモゾモゾする。ただし、「絵」「線」としては意見できるけど、実際にその絵を布に綺麗に浮き上がらせる技術に関しては何も言えない。何の植物の色をどう刺したのか、工程が出来上がりから全然想像できない。だから、自分なんて全然ダメだ、と感じてしまう。一方で線に関しては、わたしわりと、扱えるようになっていてよっぽど負けてない気もしちゃったりする

遠くない将来、師匠が気に入ってくれている「人が生き生きとしている風景」で一枚着物を作ってみよう。とは思っている。どういう方法でたどり着くかは、まだ気持が定まらないけれど。

学生向け染色体験ワークショップの助手として、泊まり込みのお手伝い。自分の制作についても、色々考えさせられて、実り多い二泊三日でした。いくら感謝しても足りないです。感謝感謝感謝




20190618

昔からそこに描かれていたかのような 2019年の100日記,

日に焼けて色褪せたような雰囲気で。山の絵、まるで昔からそこに描かれていたかのような。




壁画としての耐久性を考えて、画材はアクリル絵の具をチョイス。ただし山山食堂の店主さんの好みの「淡い透明水彩絵の具でふわっと描いた」かのようなニュアンスづくりを工夫しました。壁画は絵の具が垂れやすいので(絵の中にタラーーっと絵の具が流れ落ちていきがち)、粘度もある程度必要。悩ましいところ…。さて、使用したアクリル絵の具は4色(山山食堂のペンティング用に考えて選んで購入したもの)を、混ぜ合わせての繊細な色づくり。古道具や古雑貨を多用した店内に合わせて…内装に使われている色をピックアップして、色をつくり、絵の中に落とし込んでいきました。主張しすぎず、気持ちよく馴染む、山の絵、まるで昔からそこに描かれていたかのような。

長野県松本市List (リスト)内の「山山食堂(さんさん食堂)」の為のウォールペイント。ぜひお店でご覧下さい。
*List は山山食堂、古道具燕、栞日分室、3つのお店が入っている建物です。

20190605

子供とお年寄りと植物の壁画 2019年の100日記,



Drawing by #makopenandpaper ・
My artifact was set up at welfare composite facility of nursery and outpatient Long-Term care for dementia patients. The facility is going to start their services in middle of June - in 3days- in 2019.

《みんなのお家岐南/ぐるんぱルーム》
(認知症対応型デイサービス+企業主導型保育園。)
無事竣工しまして、昨日今日と、お施主さん主催の内覧会がひらかれております。建築家 大建metさんと、造園家の園三さんがつくりあげた世界がとても魅力的!私の絵もそっと、添えさせてもらっています。

実のなる木を植え、畑も田んぼもある豊かな庭。いつ何が収穫できるのか、を示した栽培カレンダー兼、施設内マップを描きました。重ねて、「お年寄りと小さな子どもたちが、共に時間を過ごす場所」というお施主さんのイメージを絵に描いています。じーーといつまでも眺めていられるように、たくさんの小さな物語が、一枚の絵の中に編み込まれていますよ。施設を利用する方や、スタッフの方が日々を楽しく過ごす為の小さなヒントのひとつに使ってもらえたら嬉しいな。

3歳以下の小さな子どもの保育園ということで…普段なかなか描くことない小さな子どもの絵を描くにあたり、友人や家族のお子さんにモデルさんになってもらいました。ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございます。動きや姿勢、目から鱗でした。ヨガの先生もビックリな身体の動きをしてたりするものですね!

こんなに小さな子を、こんなにたくさん描いたのはじめて!です。毎月スケッチしている「まつもと古市」に現れる3歳以下の子は大抵ベビーカーに座って寝ているか抱っこされていますからね。今回なかなか楽しい絵描き作業でした。

ドローイング作業途中の様子です。
建築士さんからおかりした建物平面図と、造園屋さんからおかりした植栽図面と、私がイラレでかいたカレンダーを重ね合わせて印刷。出来上がりサイズに印刷したものをそばに置き、見比べながら、本番…シナベニヤ板の上にカタチをとっていきます。行ったり来たり見比べながらの作業




植物ドローイングは、下絵なし。ガイドラインにとらわれることなくのびのびと伸びていく線画の枝葉に、たわわに実るブルーベリー。梅の実。イチジク。ブラックベリーの花が咲く。考えて描くというより、手に宿った脳みそに託して。板の上をペンが走るに任せます。



 《みんなのお家岐南/ぐるんぱルーム》
建築:大建met
構造:なわけんジム
造園:園三
壁画:MAKO.pen&paper

20190523

玄関口のドローイング 2019年の100日記,

松本市の女鳥羽川近く、女鳥羽の泉と名付けられた湧き水わくそのお隣に、ひっそりと静かに.
新たにオープンする List (リスト)玄関口のドローイング。




ドローイング作業途中の様子、クローズアップ

白い細いペンを使って短いストロークを重ね、「ガラス窓に刺繍をほどこしたかのような」ニュアンスを作りました。


List には山山食堂、古道具燕、栞日分室、3つのお店が入ります。



20190412

八十二銀行デビットカード 2019年の100日記,


「82Debit」
八十二銀行のデビットカード、2枚、描かせてもらいました。



詳しくは、WEBサイトか、お近くの八十二銀行さんでご確認くださいね。皆さんのお財布の中に私の絵を入れて持ち運んでもらえるかもしれない…ドキドキ。

20190404

「白浜ビーチパーク」オープン! 2019年の100日記,


宮城県石巻市に「白浜ビーチパーク」オープン!おめでとうございます。(テレビニューに、私が描かせてもらった看板も映っているよーと連絡を受けましたので嬉しくて、シェアします。見てみてね!)

白浜で個人的にお気に入りなのはコマイヌさん。白浜には「ビール神社」なる神社があり、社屋は流されてしまったままになっているけれど、コマイヌはそこに居て、よく近寄ってみますと、そのコマイヌ達の表情がなんとも可愛らしいのです。きもちよーく酔っ払っている風で、フニャッと笑っているの。必見です。

この神社のある土地に生まれ育ったからか、地元のかたはビール好きが多いみたいで、乾杯フェスだとかビール飲みイベントも度々いひらかれているみたい。

コマイヌさんのお顔拝みながらビールをちょこっといただいてまったり楽しみに…私も行きたいな!


20190402

帽子デザイナー 2019年の100日記,



“YUMIKO KUROIWA “ キーヴィジュアル +ロゴマーク 

ロンドン、東京などで20年以上独自のスタイルで帽子製作を続けてきた“Yumiko Kuroiwa ” さん。Peter Jones Ascot Competition  2位の アワードウィニング・帽子デザイナーです。デザインから裁縫まで一貫して行い、上質な帽子やヘッドアクセサリーをつくり続けています。 エレガントでチャーミングなデザインと、細部にまでこだわった縫製が特徴です。

帽子デザイナー糸山弓子さんに師事。
ロンドンでは、ケンジントン・アンド・チェルシー・カレッジに留学。Karen Henriksen Millinery, Yasumin Rizvi Millinery , Misa Harada Millinerynにてインターンシップ経験もあります。2015年2月には小さな帽子工房兼店舗「atelier anielica(アトリエ・アニェリカ)」をオープン。

工房が、私の長野拠点 のお隣にあることから親交がはじまりました。“Yumiko Kuroiwa” ワールドにドキドキさせられっぱなしなのです。 わたしの結婚式 #滝式森の宴 のヘッドアクセサリー、つくってもらいました。


 “Yumiko Kuroiwa ” さんのロゴマークとキーヴィジュアル描かせてもらいました。(公表が遅くなってしまいましたが、実はこれが 2019年最初のお仕事です。)ありがとうございます!

20190311

描いた空想よりも、もっと、 2019年の100日記

長野県長野市の新小路沿いにあるこの建物、元文房具の倉庫。こちら2014年の空想スケッチ。CAMP不動産というプロジェクトの拠点を作ろうというのがはじまり。どんな使い方をしていきたいか、当時のCAMP不動産メンバーが話す内容を絵にしたもの。



今は、東町ベースと呼ばれている。一階にWANDERLUSTとわたしのおうちもある。お花とピアノが入り、2014年に想像してた未来よりももっと、美しく豊かな空間になったと思う。

過去に描いたスケッチ整理がたまらなくたのしい

20190105

2018年のお仕事、創作活動まとめ。Creative Works 2018/ MAKO.pen&paper

2018年はお仕事と創作活動を心から楽しませてもらいました。面白くて挑戦的なプロジェクトの数々! (なんてラッキーなんだろう…!)  仕事の環境に恵まれ、創作に関する生みの苦しみはあれど、それ以外の悩みが少なく制作に集中できたこと、感謝しています。

「お仕事として依頼されたもの」以外の「自主的な創作活動」にあてる時間もようやく持てました。そういう時間を持ちましょうと、声をかけてくれ一緒に活動してくれた方々のおかげです。趣味の時間のような個人の創作にまつわる模索が、結果的に、お仕事依頼への応え方の幅をも広げてくれています。

新たな道具と技術が加わり、MAKO.pen&paper(ペンと紙)の「描くスキル」がアップデートされた一年でもありました。デジタルツールとしてApple pencil とProcreate を導入したおかげで、紙の上で展開していた絵がアニメーションへと展開しやすくなりました。一方で伝統的なアナログな技術も学んでおり、2017年に引き続き習っていた草木染友禅で1着目の着物を制作。そして、家づくり経験を生かして、漆喰や木アクリルなどの素材を用いた「建築の一部としての絵(壁画)」。鏝を使った左官作業と、レーザー加工など、アナログとデジタルを行ったりきたりしながら仕上げております。

楽しくてしかたがない…そんなお仕事、創作活動のおかげで、豊かな時間を過ごしました。

クライアントさんも、一緒に制作をしてくれた方々も尊敬できる魅力的な方たちです。
皆様への感謝の気持ちを込めて紹介させて下さい。

Happy New Year 2019. Vest wishes to all of my friends. Also, I would love to say 'Thank you so much ' to everyone who worked together in 2018.

I have been lucky enough to engaged with interesting and challenging projects with great people include clients and creative people. I am appreciated every people who gave me amazing opportunities.

In 2018, I apdated my drawing skills by using both of digital technology and traditional skills. Apple pencil and Procreate were very helpful to expand my drawing project from paper to animation.

Secondly, I create some wall paintings as a part of architecture, after I learned Sakan; traditional techniques of plaster wall. Also, I did digital drawings to cut timber material by Laser cutter machine.

In addition, I have been learning that traditional vegetable dyeing method, called 'Kusaki zome- Yuzen'. It was very challenging to make Kimono ; traditional Japanese dress by using authentic technique ‘Kusaki zome- Yuzen'. My first Kimono was produced for my wedding day.

I would love to write one more inportant big news in 2018. I got married with a nice and creative guy. It was very exciting precess to produce our own wedding day with our creative friends.

All of those creative activities enriched my life. Thank you so much.
Mako.

*全てのプロジェクトを紹介できるわけではありませんが…下記にプロジェクト名、地名、関わってくださった皆様のお名前を書きました。たくさんの優しい顔を思い浮かべるとそれだけで涙がでそう。ありがとうございます!







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2018年のプロジェクトに関わってくださった皆様  Thanks a lot!

【プロジェクト名】 (場所)クライアントさん / 制作に関わった方々 / コラボレーションしてくれた皆様(敬称略で失礼いたします)


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壁画 / Wall Paintings and Drawings as an architecture

【野尻湖ナウマンゾウ博物館】 (長野県信濃町)
野尻湖ナウマンゾウ博物館 / 長野県信濃町 / 株式会社 宮本忠長建築設計事務所 / 松田朕佳 / 東北信野尻湖友の会

【Umikaze】 (千葉県一宮町)
Umikaze / SUZUMINE / 建築空間創作集団 colours / Fab Lab Nagano

【十割そば「月」】 (千葉県茂原市)
十割そば「月」 / 建築空間創作集団 colours / 荒川慎一

【BOSO C BASE】 (千葉県茂原市)
建築空間創作集団 colours

【RIVER PORT PARK リバーポートパーク美濃加茂】 (岐阜県美濃加茂市)
リバーポートパーク美濃加茂 / 岐阜県美濃加茂市 / 株式会社ミユキデザイン / NATURE DESIGN Good Job Lab

【Pine Fields Market】 (愛知県名古屋市)
Pine Fields Market / 株式会社Circles


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絵・スケッチ / Paintings, Drawings and Sketch 

Shonan Health Innovation Park-湘南ヘルスイノベーションパーク (神奈川県藤沢市、鎌倉市)
Shonan Health Innovation Park / 武田薬品工業株式会社 / Wild Tame 株式会社 / William Greenawalt / 雨宮澪

ホシスメバ (長野県下諏訪町)
ホシスメバ / 長野県下諏訪町 / ReBuilding Center JAPAN / 小林由香里 / 綿引遥可

HOUSEHOLD (富山県氷見市)
HOUSEHOLD

レトロメトロバックパッカーズ (東京都西浅草)
レトロメトロバックパッカーズ

めいほうスキー場 (岐阜県郡上市)
めいほうスキー場 /  NATURE DESIGN Good Job Lab

星空を見上げる防波堤ワークショップ (宮城県石巻市北上町)
一般社団法人ウィーアーワン北上 / 公共R不動産

Salvage Party (東京都)
一般社団法人フードサルベージ

愛知美容専門学校 (愛知県名古屋市)
愛知美容専門学校 / 株式会社DUAL DESIGN DEPT.

八十二銀行 (長野県長野市)
八十二銀行 / 株式会社ながのアド・ビューロ

Protea  (タスマニア、オーストラリア)
Bek Verrier

路肩の似顔絵屋さん】 (長野県松本市、長野県下諏訪町)
まつもと古市 / ミーミーセンタースメバ / 小林由香里 / 綿引遥可

Wedding Sketch Documentation (東京都、神奈川県ほか日本全国あちこち)
結婚式を挙げられた新郎新婦のみなさん

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連載・通年・シリーズもの / Serialization

【まつもと古市】 (長野県松本市)


【大人の名古屋】  (愛知県名古屋市)
 「巻頭エッセイ わたしと名古屋」著者(名古屋ゆかりの何人もの作家)/ 株式会社ネオパブリシティ

【八ヶ岳DAYS】
柳生博 / 株式会社ネオパブリシティ


キタムラヴィンヤードぶどうジュース】  (長野県坂城町)
キタムラヴィンヤード

【WANDERLUST】  (長野県長野市)
fluminaflumira / 東町ベース / 株式会社マイルーム


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創作活動 / Creative Activities

草木染友禅による着物制作】 (長野県長野市、愛知県新城市、千葉県市川市)
伝統工芸師 林部貢一 / 藤原和子 / 藤原宜子

ラブ・ユーひょうたん 栽培からはじめる音楽と絵】 (長野県長野市、小布施町)
奥田亮 / 平松良太 / 中島敏子 / スワロー亭 / WANDERLUST

滝式・森の宴】 (愛知県新城市)
大角正樹 / 名前を書ききれないほどのたくさんのみなさんにご協力いただきました。

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繰り返しになりますが…
これら全ての、クリエイティブな人々との創作活動が2018年の私の生活を豊かにしてくれました。いや、私の人生そのものでした。多謝。
Again, All of those creative projects with creative people enriched my life in 2018. Thank you so much.

真子 MAKO.pen&paper



20180111

2017年仕事まとめ(その2)。WORKS in 2017. vol.2/ MAKO.pen&paper

ひきつづき、わたし真子の2017年中のお仕事を紹介します。時系列に…遡りながらの紹介となります。

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2017年11月 November

【年賀状代筆】 

年賀状の代筆、または年賀状の為のイラストの制作をしました。数点、関わらせていただきました。ありがとうございます。


 冬の冷たくて清んだ空気がとても似合う爽やかな二人の似顔絵。アウトドアが好きで、北欧が好きで、それぞれ好きなことを仕事にしています。なんだかとても自然体な二人なので、一緒にいると私も肩の力が抜けてぷらーーんとのびのびできます。年賀状にする用にと頼んでくれた似顔絵です。もう年賀状シーズン終わっただろうからそろそろいいかな…紹介させてください。

他にもネコちゃんたち(ペン画)や、ご家族の似顔絵(パキパキっとしたイラスト着彩画)など。







【鉛筆ログハウス】 (長野県信濃町)

大きな鉛筆や色鉛筆でログハウスをつくってみたいね。雨の日は、色が溶け出しちゃうのかな…そうしたら軒下の水たまりがカラフルになるのかも!



ログラフさんは、いつもなんだか楽しげなことを考えているようです。お話をするのがとても楽しくて、そのお話を絵に描いていくときは、自然と笑顔になってしまいます。



株式会社ログラフ WEBサイト < http://lograf.jp/ >


【ima建築設計室さんWEBサイト】 

ima建築設計室さん。「とめどなく流れる時間の中で、ホッと落ち着ける空間…」「いつまでも飽きのこない風合いや、質感、優しい手触りの素材…」コンセプト文が、そのままWEBの雰囲気にもあてはまるような…。イメージを描かせてもらいました。





WEBデザイン:KICHI.Inc
え:MAKO.pen&paper

KICHIさんからのリクエストとして「あたたかみのある手描きの絵だけど、ほっこりしすぎず、スッキリした洗練感も欲しくて…」と。微妙なさじ加減が求められていました。

太めの鉛筆を使った力強い線に、差し色を少しだけ、ただしペタっと平面的な塗り方で。鉛筆の線に表情がついているので、着彩の方はひきぎきみに。抽象的になりすぎず、かといって描き込み過ぎないようにして。どこをどれだけ引くかのバランスに気をつかいました。



ima建築設計室  < http://www.ima-architect.com/ >
KICHI.Inc     < http://kichi-inc.com/ >


【Irish Music Party】 (京都府 宝ケ池公園)

2017年11月4日、京都でひらかれたイベント「Irish Music Party」のポスターを描かせてもらいました。



すべて手描きでしあげたポスター。あたたかでフレンドリーな雰囲気と、美味しそうな匂い、楽しげな音楽のイメージをぎゅっとつめこんで、ふんわりとした透明水彩でしあげました。


【路肩の似顔絵屋さん】 (長野県松本市・愛知県名古屋市)

2017年11月は、すごくすごくひさしぶりに「似顔絵やさん」になった月でもありました。11月3日に松本パルコ屋上で、11月11日に名古屋円頓寺商店街内「サキアテ ジョーグー」さんで。


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2017年10月 October


【数学の演奏会 in 長野WANDERLUST】 

「数学の演奏会 in 長野」の企画、運営をしました。

会場はWANDERLUST(ワンダラスト)花屋と絵描き(わたし真子)のシェアアトリエ&ショップ。真子の家でもあり、仕事場でもある場所です。この場所では、自分たち主催側が本当に興味あるものごとだけ行っています。「心からおもしろいなと思ったことや、魅力的な人との感動した時間などを」イベントをして立ち上げることで、ご近所のいろいろな方と共有したいなぁ、と思ったときにイベントをひらいています。

イベント開催時には、必要に応じて、ポスターの制作、ガラス建て具での演出などを行っています。



2017年10月28日(土)「数学の演奏会 in 長野」開催。独立研究者の森田真生さんが演奏する「数学」をきいて楽しむイベントです。WANDERLUSTでの開催は二回目。前回と同じく、大きなガラス建具を黒板がわりにつかってもらいました。


手描きの文字の演出は私、真子(MAKO.pen&paper) 。同じ空間をシェアしてつかっているお花屋さん・フローリスト 「flumina flumina」 さんの季節の植物もあり、特別なイベント会場となっているはずです。



音楽を聴くように、映画を観るように、数学の物語を楽しむ時間。
小学生も大人も一緒に夢中になっている「数学する風景」。
参加者からの質問や意見が飛び交う熱気のなか終幕しました。

学ぶことの楽しさを。もっと共有したいな。わたしの家でもあり、仕事場でもある長野WANDERLUSTで楽しくてしかたない「数学する風景」を眺めたいな。そんな思いで企画 したので、森田さんの話に夢中になっている参加者のみなさんの様子をみていると嬉しくなります。それ以上に、森田さんのお話を誰よりも楽しみにしていた一人でもあるので、運営しながらも、耳に神経を集中させておりました。ふわふわうかぶリーマン面のイメージ…!


 「数学の演奏会」に来てくださるお客さまに、温かい飲み物を用意しよう。青の美しい小さなカップで、ソーサーに甘いものを添えて…。疲れた頭に糖を補給、だけど軽やかでで重くないもの…と選んだのはメレンゲの焼き菓子。ひとくちで頬張れて、口のなかでとけていくメレンゲの奥に、香ばしいクルミが隠れていて、木の実の風味と食感がこっくり秋らしく。青いお皿に白いメレンゲが映える。いい組み合わせ!と、そういった、ちょっとしたことを考える寺感も、とても楽しいものです。

森田真生さん
1985年、東京都生まれ。独立研究者。数学者・岡潔の著書『日本のこころ』と出合ったことがきっかけで数学の道へ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、研究活動を行う傍ら全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など開催している。 著書「数学する身体」は第15回小林秀雄賞受賞。

森田真生さん WEBサイト < http://choreographlife.jp/ >


【贈り物】 

お母様へのお誕生日プレゼントとして、娘さんからご家族全員の似顔絵のご依頼をうけました。深さのある立体的な額のなかにはプリザーブドフラワーが華やかさをプラスしています。



絵: MAKO.pen&paper
お花: flumina flumira

わたし真子のアトリエは、長野県長野市東町にあります「WANDERLUST(ワンダラスト)」という名前の場所です。お花屋さん/フローリストの 「flumina flumira」さんと空間をシェアしています。時々コラボレーションして贈り物等のご用意をしています。

プライベートなものなのですが、特別に、「紹介してもいいですよーぜひー」って言ってくださったご依頼主さん、のんちゃん、ありがとうございます!

その他 絵と花の贈り物 はWANDERLUST facebookページのアルバム「Gift 贈り物」
でいくつか紹介しています。ごらんください。
< https://www.facebook.com/media/set/?set=a.575630159253155.1073741838.427418357407670&type=1&l=714cfb860a>


【峻右衛門(トシエモン)ギター、バウロン、ニッケルハルパ】 

ギター、バウロン、ニッケルハルパという楽器を操る三人組「峻右衛門(トシエモン)」、2017年に結成されたばかりの彼らの音世界を、長野で堪能してもらう企画です。2017年10月1日、会場はもちろん 長野WANDERLUSTにて。

企画はもちろん、イメージ制作、ポスターづくりや告知、会場作りや、当日の運営、お客さんへの対応、ゲストのおもてなしまで。イベント開催時はあっちこっちに気配りしながら黒子に徹しております…。普段の絵の仕事の時とはまたちがう力の使い方をしております。



 幸運なことに、WANDERLUST(ワンダラスト)という場所に来てくださる方々はほんとうに魅力的できもちのよい方ばかり。ご近所のみなさんにご紹介できることは喜びでもあります。ほとんどが長野県外で活躍している方。別の県で、わたし真子(MAKO.pen&paper) が出会った人だったり、お花屋さん(fluminaflumira )のつながりだったり…なのですが、時間を作ってはるばる来てくださるのがとても嬉しいです。イベントの運営自体は楽ではありませんが…(だから、ほんとうに時々、自分たち主催のイベントしかしないのです)…それでも、人間としての魅力に溢れた人との交流は、専門分野の違いを超えて、とても刺激的で楽しくて、自分の人生を豊かにしてくれています。




WANDERLUST(ワンダラスト)をひらいてよかったなぁと思え時間のひとつです。



*2017年仕事まとめ(その3)に続く…

*2017年仕事まとめ(その1)はこちら
< http://mako-seekingthetruth.blogspot.jp/2018/01/20171works-in-2017-makopen.html  >