2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1047ページ
ナイス数:11ナイス
人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とはの感想
縄文時代まで遡って「人のたまる場所」について考えたら、室町時代から現代へ続く「喫茶・カフェ」文化。江戸の茶屋のお団子から大正のカフェーのハヤシライス、このあいだ流行ったワンプレートまでのカフェ飯の変遷。俯瞰でながめたとき、飢饉や戦、震災や不況などのときに流行る場、店、食に共通点が浮かび上がったり。(もちろんその逆、安定した平和なときに人気になるものごと、場に共通するものも) そういうのをふまえた上での個人店、小さなお店や、企画やらについて。とても面白いのです
読了日:4月20日 著者:ナカムラクニオ
ふとふり返ると―近藤喜文画文集
読了日:4月16日 著者:近藤喜文
婚約のあとでの感想
三度目の再読。本の中、わたしと同じ年の29歳の波さんは婚約をしておたがいの両親にも紹介して、あとは結婚するだけの状態で急に彼の海外勤務が決まりちゅうぶらりん。ほうっておかれるうちにだんだん仕事が面白くなる。化粧品会社で新商品の開発に取り組むなか出会う人気のデザイナーの真理さん、同じ29歳。傍目にはバリバリ仕事してるキャリアガールだけど、本人はいたって自然体。ふわふわしててきぶんやの彼女をしっかりサポートする凩さんがいてこそなりたっている。全然タイプの違う波さんと真理さんが意気投合してなんだかみんないい方向
読了日:4月16日 著者:阿川佐和子
コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)の感想
古書店で高値で取り引きされていた昭和の名作、獅子文六の痛快小説ついに文庫化!-というような帯の文句に踊らされて手にとった。チャキチャキの語り口が面白くクセになり一気に読んでしまう。珈琲のうんちくと、女と男の話。主人公は女優のモエ子さんのもつ魅力、分析できない言葉にならない「プラスX」が、女優としてとても大切で。「プラスX」について最近よくよく考えて、感じていたわたしにとっては、人ごとじゃない、みたいなきもちでモエ子さんを応援しながら読み終えました。人の感覚に訴えるシゴト。心を元気にみずみずしくさせておくこ
読了日:4月15日 著者:獅子文六
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